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涼介「っていうか川添彼女いるってマジ?」
翔哉「どこ情報よそれ」
涼介「3組のテニス部で話題になってる」
翔哉「っていうか2月の初め頃からだけどな」
涼介「俺より先じゃん」
翔哉「藤松いつから?」
涼介「2月の終わり頃から」

翔哉「藤松の彼女って祐佳だもんな〜」
涼介「お前南が丘の人か」
翔哉「生まれてからずっと南が丘だわ、祐佳と幼稚園から中学まで一緒だったし」
涼介「祐佳に川添の話したら昔の川添の話されたよ」
翔哉「うわどんなこと言われたんよ」

涼介「ひみつー」
翔哉「うざー。てか藤松って中学どこだっけ」
涼介「俺?篤志と同じの第三中だよ」
翔哉「あ、そーだよね?じゃあ小菅陽和わかる?」
涼介「わかるっつーか幼馴染みみたいな奴だわ。…って陽和と付き合ってんの?」
翔哉「…そーです」

涼介「今度ダブルデートとかしようか」
翔哉「なんか楽しそう」
涼介「そしてみんな中学でテニス部だったのがまた面白い」
翔哉「たしかに、しかも全員続けてない」
涼介「テニスやるか?」
翔哉「良さそうそれ、楽しそう」

涼介「いや〜川添と陽和がラブラブしてるとこ見たいわ」
翔哉「こっちのセリフだわ、藤松と祐佳がラブラブしてるとこ俺も見たいわ」
涼介「てか陽和って恋愛とか興味なさげな奴だけど付き合った経緯気になる」
翔哉「ああ……あのほぼ公開処刑状態のやつか…」
涼介「なにそれ」

翔哉「俺が陽和のこと好きなのをクラスの友達のせいで一瞬でクラス中にバレたんさ」
涼介「なに同じクラスなの?」
翔哉「3年間一緒なのさこれが」
涼介「おー、」
翔哉「んでそれからちゃんと本人に告白したんだよ俺、頑張ったよ!」

涼介「川添にしてはすげえな」
翔哉「よく言われる」
涼介「俺告られた側だけどさ、多分自分から告白するのだけは無理だわ」
翔哉「俺ももう一生自分から告白したくない」
涼介「お前らしいわ」





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