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陸「おはよー」
透輝「はよ。何でそんなニヤニヤしてるん」
陸「紅志と怜に、透輝の昨日の様子詳しく聞いてこいって言われたから」
透輝「今日陸しかいなくて良かったー。怜も紅志も高体連中で良かったー。」
陸「でもきっと部活の奴らにも聞かれそうじゃない?」

透輝「悠斗と俊也と貴斗には、昨日さくらに会うこと前から話してたんだけどね」
陸「あ、話してたんね。まあ悠斗は全部知ってるんだっけ」
透輝「俺と悠斗って互いの恋愛事情全て把握してるからな、一応」
陸「なるほどね。俊也と貴斗はその場にいたからついでに話した、みたいな?」

透輝「俊也はそれなんだけど、貴斗は緑東小だからさくらと同じ小学校な訳ですよ」
陸「そういう共通点あったんか。悠斗が言ってたけど、透輝は復縁する気ないんだって?」
透輝「今んところはねー。多分今の状態で付き合ったところで同じこと繰り返すだけだしそれなら友達のままのほうが話しやすい」

陸「1度破局してる関係だからか」
透輝「んーでも、正直この先どうなるかは分からない。」
陸「この先どうなるか、とは」
透輝「昨日色々あったわけっすよ。キスしたし」
陸「…え?」
透輝「最初向こうからされて、俺も思わず体動いて自分からもした」
陸「まさか昨日そこまでいってたとは…」

透輝「いや俺が1番びっくりしてるんだけど。」
陸「へー。また向こうからグイグイ来る感じ?」
透輝「くっつかれてたぐらいだけどね」
陸「まあ、頑張ってね。でも合宿明けくらいから周りリア充ばっかで辛いとか言わなくなったよね」
透輝「まーね。さくらとやり取りし始めてから?」

陸「圭一も最近言わないしね」
透輝「やっぱり何だかんだソフトテニス部3年ってみんなこうなるよね」
陸「やっぱ周りみんな恋してるとだんだん繁殖してくかのように増えてくよね」
透輝「陸も素敵な女の子に出会えるといいね」
陸「出会えるかな…」
透輝「陸なら大丈夫だと思うよ」


(「僕は再び恋をする」の次の日の3年A組)




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