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貴斗「この部活で誰が経験豊富かって言ったらやっぱ悠斗と汰斗だよね」
悠斗「つーかこの前の4人での会話思い出す」
汰斗「悠斗革命起こしたよね」
俊也「貴斗に動画見せてもらったけど最高に壊れてたね」
貴斗「まじでこいつ1人だけ暴走してるから」
篤志「でも意外とそういうタイプだよね」

悠斗「あのさ?貴斗も汰斗も雄平もわりとアウト発言してるからね?」
雄平「俺らの倍以上アウト発言してたのは悠斗だろ」
汰斗「もうあの日最高すぎてやばいわ」
俊也「今にも始まりそうな勢い」
貴斗「この辺にしとくか」
悠斗「そうしよ、うんそうしよ」

雄平「悠斗ってGW中彼女に会ったの?」
篤志「でもそんな話聞いてない」
悠斗「あいつGWは合宿だから。あ、でもこれから会うよ」
貴斗「まじかよこれ終わったら会いに行くんか」
俊也「だからさっきから携帯ずっと片手に持ってるんだね悠斗」
汰斗「わかりやすっ」

悠斗「でも、楽しみだなー。」
貴斗「もう彼女にベタ惚れしてんもんなこいつ」
雄平「彼女に会う前の部活とか機嫌良すぎだろ」
汰斗「今もだけど」
悠斗「今めちゃくちゃノロケたい気分」
俊也「どうぞご勝手に」
悠斗「見てこれ。GW会えないからってその前に会ったのさ。可愛くてさー」

篤志「どう反応すればいいのか分からん」
汰斗「ほっとけ」
悠斗「ひど。GWに大会2つあるんだって言ったらめっちゃ笑顔で頑張って!って言われてね、可愛すぎてとっさに抱きしめたよね」
貴斗「あのさ一応聞くけど、最初は身体の関係だったんだよね?」
雄平「なんかこう聞くといやらしい関係」

悠斗「いやらしいのは分かる。最初はどうであれ、今はちゃんと恋愛としての好きって感情あるし、一緒にいて落ち着くし、何よりも可愛いし…!」
汰斗「てか俺も同じタイプだからなー。」
俊也「汰斗と悠斗って何だかんだ似てるよね、恋愛面」
篤志「たしかに高1の頃彼女いるの隠してたしね2人共」

汰斗「まあだって安定してなかったから俺は。俺と悠斗の違いって、悠斗はまだ純粋な付き合いしてきたけど、俺は純粋もクソもない」
貴斗「悠斗は今の彼女と出会って純粋さを失った、ということだからな」
雄平「その前の子はトータルしないんだね」
悠斗「たしかにあれもそうだけどトータルしない」

俊也「もうあれって言ってる時点でさ」
汰斗「悠斗って今何ヶ月目?」
悠斗「4ヶ月なったところさ!0時ピッタリに電話で起こされたけど」
篤志「でもまだ4ヶ月なんだね」
雄平「薫のほうが先だもんね」
貴斗「汰斗は今何ヶ月?」
汰斗「…明日で7ヵ月ださ!」
皆「はや」

汰斗「みんなに言われるさ。クラスの奴らにもいつも言われる。柚月ともそんなこと言ってる」
悠斗「多分誰もが長続きするとは思ってなかったからだと」
雄平「それは言える」
汰斗「柚月だって元がただのヤリマンだからね。まあそれで俺標的にされて勢いでヤったのが最初だった」

悠斗「最初に勢いでヤったのは俺も」
汰斗「いえーいなかまー」
俊也「そこで変に仲間意識しなくていいから」
貴斗「しかもお前ら周りから聞いてるとただのヤリチン」
汰斗「ヤリチンで悪かったな」
雄平「なんかこのメンツだと貴斗が自動的にツッコミに回るよな」

篤志「それ思う」
悠斗「貴斗の日菜子との付き合い方はまだ純粋だけど」
汰斗「すぐ手出す癖がなければな」
貴斗「でも最近それがなくなった!我慢できるようになった!」
俊也「まあ我慢も良くないけどな」
雄平「そーいや透輝の件って丁度一年前だっけ」
汰斗「懐かしい話持ってきたな」

篤志「そんなことあったなー」
悠斗「透輝がひがむようになったのってあれ以降だよね」
俊也「あいつ恋愛面いろいろと大丈夫?」
貴斗「まあそうだとしてもそれは自業自得だけどな」
雄平「確かに」
悠斗「でもどうなるかと思ったけど貴斗たち復縁できて良かったじゃん」
貴斗「でもなー。それまでの期間長かった」

汰斗「わりと長かったよね」
貴斗「もう俺最初から復縁する気でいたからさ、それにしても3ヶ月かかったのは長かったなって」
俊也「貴斗って中1からずっと日菜子のこと好きなんだっけ」
雄平「それもそれですごい」
篤志「マネに誘う位だしね」
貴斗「なんか恥ずかしくなってきた」





(この会、翔真は途中参加なのでこの会話にはいません)





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