忘れさせてあげる(グラレゼ*R18?) 2011/04/21 07:53 「ッ、あ、あ」 甘い声音で喘ぎ震える姿を見ながら俺は何の気無しに玩具の操作釦を弄る、初めは抵抗して面白かったのにもう快感に流されてる。血が流れる後孔に埋め込んだ玩具は機械音を静かな室内に響かせながら中を掻き回していた。 「ねえレーゼ、そんなだから君は負けたんだよ」 如何せ届かないのはわかっているから呟いた。ゆっくり相手自身を指先で少しだけ撫で上げる、びくん、と身体が跳ね上がって其は脈打ち射精した。 「後ろだけでイっちゃった…?はは…初めて玩具突っ込まれたのに随分と気に入ったみたいだね…淫乱」 手に付着した精液を見ながら辱める様に言葉を紡ぐ。君はひたすら、純粋に力を求めて勝利を求めて、そして今快楽を求めて。きっと誰よりも素直に生きてるんだろうね。玩具を引き抜き自分の其を押し当て一気に突き上げた。 「ひっ、あっ!」 「……君は、きっと違ったんだよ…俺達…否、俺とは、ね…」 律動を繰り返し何度も突き上げてその度に甘美な嬌声が上がる。手放したく無いなぁ、なんて、思うけど…君はきっと此処に居ない方が、良いんだよ。 「あっ、イっ、ちゃ…う…」 「…イったら、その儘、全部忘れさせてあげる」 「…、…?」 「全部だよ、全部…宇宙人なんて茶番に付き合わされた事、試合に負けた事、俺の事も」 きっと、靄の掛かる君の頭じゃ理解にも至らないだろうけど。君が次に目を覚ましたら、自由だから。 だから、如何か― ―幸福になるんだよ、 ← back → |