「…なにやってんだお前」
「…別に」
「腹、痛いのか」
「いや、ちょっとその」
「痛いのか」
「まぁ…はい」
「ほらよ」
「…え、なんすか」
「乗れ」
「い、いやいやいや」
「部屋まで運んでやる」
「大丈夫!大丈夫だから!」
「あ?廊下で座り込んでるバカにそんなこと言われても信じられっか」
「ぐっ…」
「早く乗れバカ」
「いやいや、でもそれはやっぱり…。ってかさっきからバカバカって誰のことだおい」
「いーから乗れ」
「何にもよくないよ?スルーすんなこら。乗らないからね。大丈夫だから」
「は?なんでだよ」
「あー!もう察しろよバカ!私の!心情を!察しろ!って…い゛っー…」
「チッ、てめーちょっと大人しくしてろよ」
「は、井吹なにすっ、ちょっ!」
「暴れんな」
「なにこれ!ねぇ!恥ずかしいんだけど!」
「おい」
「おーろーせー!」
「…落とすぞ」
「それは…痛いね」
「あぁ、痛いだろうな」
「…井吹、ありがと」
「……おう」
「もうちょっとデリカシーあればいいのにね」
「お前マジで落とすぞ」
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