名無子「…っくしゅん」
三成「姫様!!風邪を召されたのですか!?」
名無子「ううん、そういうわけじゃないんだけど…ちょっと寒くて」
左近「そりゃあいけねぇや、何か温かいもんでも買ってきますよ」
名無子「大丈夫だよー、左近君に悪いし…っくしゅん!」
半兵衛「やっぱり大丈夫じゃないよ、名無子ちゃん。そうだな…左近君…いや、そこで居眠りをしている黒田君、GO!(←言いながら官兵衛をひっぱたく)」
官兵衛「ってぇ!な、なんっで、小生が…」
半兵衛「黒田君、GO!!!」
官兵衛「わぁったよ、いきゃあいいんだろいきゃあ!」
吉継「勿論人数分よ、暗」
官兵衛「だろうなと思っていたよ畜生!ったく…」
名無子「す、すみません黒田先輩、大丈夫ですよ、私、自分で行きますから…」
秀吉「名無子、貴様はここにいるべきだ。廊下に出て体を冷やすのはよくない」
名無子「…うっ…会長が、そう言うなら…そうします…。ほ、ほんっとにごめんなさい、黒田先輩!」
官兵衛「…まぁ、今更だから気にしてないぞ。お前さんは会長の言う通りここで待ってろ」
名無子「はい、じゃあ、お言葉に甘えて…ありがとうございますっ」
官兵衛「お、おう!小生にまかせとけ!」
左近「あー…なんつーか、黒田さんがいいとこ取りですね」
吉継「名無野に笑顔で礼を言われて頬が緩んでいるのが丸わかりよな」
半兵衛「無駄口叩いてないでさっさと行ったらどうだい黒田君?」
三成「半兵衛様のおっしゃる通りだ!即刻行け、でないと斬滅…」
官兵衛「行ってきます!!!」
↓おまけ
半兵衛「さて、じゃあ名無子ちゃん、こっちへおいで」
名無子「え?は、はい…って、わ、半兵衛先輩!?」
半兵衛「抱き締めたら暖かくなるかなってね」
名無子「はわ、た、確かにそうかもしれないですけど…!」
半兵衛「僕が嫌なら秀吉や三成君に吉継君、左近君でも構わないよ?」
名無子「ええっ!?そそそそれは…っ!皆さんだってダメですよねっ!?」
秀吉「我は構わんぞ」
三成「大変恐れ多くはありますが、半兵衛のご命令、姫様のお望みとあらば…っ!」
吉継「そうよなァ、ぬしがどうしてもと言うなら付き合ってやらなくもないぞ?」
左近「ご指名とあればいくらでも暖めますよ、姫さん!」
半兵衛「ほら、皆乗り気みたいだよ?」
名無子「えぇえ!?ああもう悪乗りはよくないですよぉっ!」
官兵衛(いつ戻ったらいいんだろう…)