小説 | ナノ




  節分(葵かえで様/N黒)





ある日のこと、Nが僕に節分について聞いてきた

トウヤ「節分?」

N「そう、トウヤは節分って何か知ってる?」

節分ってあの節分だよな?鬼に向かっておにわーそと!ふくはーうち!とか言いながら豆を投げるやつだよね?
毎年トウコ達とやるけど

トウヤ「確か豆を外に向けて投げるのは厄除けのためで、年の数だけ豆を食べるのは 邪気を払った豆を食べて、食鬼退治をするって意味だったような…」

N「へぇー…楽しそうだね!ねぇトウヤ?僕それしてみたい!」

とNがキラキラした顔で迫ってくる

トウヤ「いいよ」

というとNはすごく嬉しそうに笑った

トウヤ「さぁ、N、豆を投げてみて」

といって豆が入った器を渡すと恐る恐るといった感じで豆を掴み投げ出した

バラバラと豆の落ちる心地よい音だけが響く

トウヤ「そういえば今年は南南東か」

ポツリと僕が呟いた言葉にNが反応する

N「え?」

トウヤ「豆を食べるときにはある方角を向いて食べないといけないらしい」

今年は南南東だ

N「そうなの?」

トウヤ「うん、今年は南南東…丁度Nが向いてる方向かな?」

Nが向いてる方向といえば僕の方だ


N「トウヤの方向か…」

あ、今ちょっと笑ったな

トウヤ「そうだN、豆まきが終わったら豆を食べようか?」

N「うん」

年の数だけ豆を食べる
そういえばNって何歳なんだ?


(今年も(Nが)(トウヤ)が、健康に過ごせますように…)



end


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葵空の葵かえで様が節分のフリー小説を書いていらっしゃたので頂いてきました☆
2人が今年も健康に過ごせるといいですね!!









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