くるくる、落ちる 【2/2】






「私と一緒に堕ちてくれませんか?」




無表情で淡々とした口調。




生きながらに死んでいる。




きっと今の名前のことを言う詞だ。




「いいよ。
一緒に堕ちようか。」




そう答えた俺。




きっと、お前も俺も疲れたんだ。




この狭い“社会”という名の“檻”で生活することに。




どんどん壊れていった君と
それをっずっと隣で見ていた俺。




きっと、俺たちは逸れ者。




皆と一緒になんかなりたくなくて、
だから誰よりも心にストレスが蓄積していって
いつか、爆発してしまう。




でも、一人になんかなりたくなくて。




そう。




君と俺は似たもの同士なんだ。










「愛してるわ、清志。」







「俺も愛してる。名前。」




とある雑居ビルの屋上から




下界の喧騒をBGMに




空虚な瞳で世界を見つめた。




「私、こんな世界大嫌いだったけど、
清志に会えたことだけは後悔してないわ。」







「それは俺も同じだっつーの。
名前の隣にいたときだけは、楽に息ができた。」







「ふふ。
もしまたこんな世界に来ることがあったら…。
私はまた清志。きっと、貴方を好きになるわ。」







「俺もまた名前に恋をする。」




静かに、最後のキスを。




さぁ、そろそろ逝こうか。




天へ一歩、足を踏み出した。







ずっとこのままどこまでも

(貴方が)
(君が)
(隣にいてくれるなら)
(俺の隣にいてくれるなら)
((地獄でも天国に変わる。))





end


これは、狂なんでしょうか?
今更ですけど、疑問です
宮地さん、ごめんなさい
また似非です

そして、操人形症候群様
またお題をお借りしました
こんなんでよければ、お持ち帰りください






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