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学校であった怖い話
[SFC]1995/08/04 11800円
/ アドベンチャー
バンプレスト
学園の七不思議をもとに血も凍るような話が展開するアドベンチャー。集まった生徒たちが順番に話をする形式で、話を聞く順番によって内容が変わる。


水ピン
[点]
話の内容はそれなりに怖いが、言葉を工夫すればもっといくらでも怖くできたろうに、という感じ。答えに窮する質問をされたり、選んだ選択肢がその後の話にストレートに反映されることが多く興ざめ。ふっと現実に引き戻されてしまう。音の演出ももう少し考えてほしいところ。

サワディ・ノダ
[点]
確かにすんげ〜怖い話と、どうもまあまあ怖いんだけど、下手すると人によっては笑っちゃうね的なものが混じっているのだ。シナリオは単なる怪談話あり、生理的に精神的に怖いやつありと飽きはこないので、とりあえず背筋ゾクゾクをお望みならば手を出してみてはいかがだろう。

イザベラ永野
[点]
人から聞く怪談話を、効果音とエグいグラフィックつきで楽しめる。それぞれのお話がコンパクトにまとまっててヨイ。演出でドキッとさせるシーンもけっこうあるが、個人的にはあまり怖い思いができなかった。恐怖度はシナリオによって差がある。高校生たちがなんかふけてるぅ。

忍者増田
[点]
拙者はあんまり怖くなかったっす。『弟切草』や『かまいたち』に比べると演出面が弱いと思う。正直言って、怪談の内容よりも話し手の顔のほうがよっぽど怖いでござるよ。あの人たちは不気味でいい味出してんだけどなあ。余談でござるが、風間ってカッパへーじに似てないすか?

学校であった怖い話S
[PS]1996/07/19 5800円
/ アドベンチャー
バンプレスト
スーパーファミコンで発売されていた『学校であった怖い話』の移植版。主人公の性別が選べるようになったり、シナリオが追加されたりなど新要素満載だ。

ローリング内沢
[点]
基本的にはスーパーファミコン版とまったくおなじ内容とシステム。ただムービーの導入やグラフィック、サウンドなどが強化がされている。また新しいシナリオも追加されている。生理的な怖さが多い内容が多く、そっち系が好き(大丈夫)なゲーマーならハマるかもしれないす。

サワディ・ノダ
[点]
ROMカートリッジ版をCDにするとこんなこともできるようになったんですよー的、好例でしょうか。ムービーがついたのはなかなか良い結果に(B級映画ぽい)なったような……。ノダは話を相変わらず怖いとは思えないのだけれど(ブラックだとは思う)、そのへんは個人の好みだし。

イザベラ永野
[点]
エグイ絵を使ってるわりに、恐怖をあまり感じさせてくれない。演出というか、文章がつたないんだな。せっかくグラフィックがキレーになっても、見せかたを工夫しないと、小説としてもゲームとしても半端になっちゃう。語り部の生徒がプロの俳優になったのはホントによかった。

忍者増田
[点]
スーパーファミコン版のシナリオを軸に加筆され、新シナリオも加わっている。意見が分かれるかもしれないが、拙者は以前のキャストのほうが怖くて好き。性別が選べるようになったのは、女性にはうれしいところ。ニューハードならではの声の演出がもう少し多いとよかったです。
晦-つきこもり
[SFC]1996/03/01 7800円
/ アドベンチャー
バンプレスト
『学校であった怖い話』に続くホームアドベンチャー。7人の男女が怪談を語り、彼らが話す順番を変えることで、その内容も変化するぞ。

浜村通信
[点]
ホラーものでは先駆け的存在の『学校であった怖い話』。その続編。撮り込み画像とホラーの微妙な取り合わせが、不気味さをさらに増幅させてくれる。学校という枠をはずし、フィールドはさらに広がった。生理的な気持ち悪さ。この後味の悪さが、飯島ワールドの真骨頂なのだ。

ローリング内沢
[点]
サウンドノベル系ゲーム。いくつかのショートストーリーがあり、どのストーリーからでも読むことができるのがポイント。効果的なサウンド、実写撮り込みのグラフィック。でも、けっきょく小説と同じで、自分の趣味次第なんじゃないのかな。立ち読みできないだけツライっす。

渡辺美紀
[点]
登場人物の年齢や職業に幅を持たせたため、前作よりも話のシチュエーションが豊富になった。また、登場人物の人間関係が話に少なからず影響を与える点も奥深い。選択肢を誤るとなすすべなく「終」になってしまうのは困る。つぎの周回になるために何度同じ話を見させられるのか。

羽田隆之
[点]
選択肢を迫られた後、自然に話を曲げてくれるのがいい。それもこれも、テキストの質が非常に高いからにほかならない。基本的に絵は超寂しいが、効果的におどろ絵が挿入されるので、演出の一部と考えられなくもない。登場人物、見たことあるんですけど。ごくろうさまです。