Secret Garden 〜黒狼侯爵の甘い罠〜 | ナノ













Secret Garden 〜黒狼侯爵の甘い罠〜







15、汚れた僕

 屋敷へとブルーベルが訪れた。
 僕に会いに来てくれたんだ。
 継母に虐待された傷は治りかけなのだけれど、僕は念のために、とブルーベルの体へ傷薬をつけることにした。
 嫌がるブルーベルの服を無理やり脱がせる。
 もう慣れてくれたっていいはずなのに、どうして抵抗するんだろう。わざと嫌がって僕を喜ばせてくれているのかな。
 いやいや、そんなはずはないか。
 ブルーベルは、照れ屋で純真なんだ。僕のように芯まで真っ黒というわけじゃない。
「ウォルド。いつも、ありがとう…」
 ブルーベルは顔を真っ赤にして俯いていた。服を脱がせるのは上だけであり、シュミーズと下半身を覆っている下着はそのまま。僕はブルーベルの足へ薬を塗るふりをしながら、ブルーベルの両足の間を舐めるように見つめていた。ブルーベルは羞恥で目を閉じており、僕の視線には気づいていない。だから、僕はここぞとばかりに堂々と眺める。
 下着に隠れている彼女のあそこを見てみたいな、と。
 先日、とある友人に女性のあそこがどうなっているのか、手紙で質問をした。
 大人の女性の性器はどうなっているのか。
 どういう風にすれば喜んでもらえるのか。
 質問の内容はその二点。ほんのちょっとの好奇心で質問をしただけなのだけれど、答えはかなり分厚い手紙で返ってきた。
 それはそれはもう、僕がどん引きするぐらいに、詳細に書き連ねて。
 だけど、一応は大体のことがわかった。
 あそこは優しく触るとか、ぺろぺろしてあげると喜ばれるとか。
 大人の女性のあそこがどうなっているのか、絵が入っていたのも嬉しかった。
 ブルーベルはまだ子供だから、小さいお花のようになっているだろう。
 僕も早くぺろぺろしてブルーベルを苛めてみたいな。
 思わず想像をしてしまい、はっとした。
「ご、ごめん、ブルーベル。僕、ちょっとお手洗いにいってくる!」
「え?」
「本当にごめん!」
 ぽかん、としているブルーベルを置いて部屋を出てしまった。すぐに隣にある空き部屋へ入って、扉に鍵をかける。
「あぁ、僕のバカバカバカっ! 普段は極力余計なことは考えずにブルーベルに薬をつけていたっていうのに」
 下半身へ目を向ければ、ソレが存在を主張するように勃ち上がっていた。僕は情けなくて項垂れてしまう。
 白く滑らかで手触りのいいブルーベルの肌。
 本来ならば見ているだけでも興奮するのだけれども、僕はブルーベルの前で失態を犯さないように、性欲はできるだけ溜めないように処理をしていた。
 しかしながら。
 今日は無理だった。
 女の子の大切な場所をどうすればいいか知った今では、試してみたくて仕方がなかったのだ。
 ブルーベルの両足の間にあるアソコがとろとろに蕩けて、僕がお口でぺろぺろしただけで喘ぐだなんて、考えただけで息が荒くなる。
 もう、ブルーベルが泣きじゃくるまでぺろぺろしたかった。
 一体どんな味がするんだろう。
 いっそ今日、押し倒してぺろぺろしてみようか。
 いやいや、早まるな。
 そんなことをすれば、ブルーベルは二度と僕に会いにきてくれなくなる。
 でもぺろぺろしてみたい。
 ブルーベルの両足の間に顔を突っ込んで、心行くまで吸って舐めあげて味わってみたい。
 そして小さな突起に吸い付いて、舌でクニクニと転がすんだ。
 きっと楽しいだろうね。
 主に僕が。
 その後、僕のモノを受け入れてくれるブルーベルのアソコをぐちょぐちょにするんだ。
 まるでお漏らししちゃったかのようになるまで。
 僕は下衣から自分のモノを引きずり出して、手で扱いていた。
 ブルーベル。
 ブルーベル。
 ブルーベル。
 大好きだ。
 君のアソコを指で触れて、気持ち良くしてあげたいよ。
 一枚壁を隔てた先には、君がいる。
 あられもない、下着姿で。
 僕が君を頭に思い浮かべながら、こんな下劣なことをしているなんて、君は思いもよらないだろう。
 あぁ、君に触れたい。
 君の肌を撫でて、あそこをぺろぺろして、僕の指で中をほぐした後は、僕のを受け入れて欲しい。
 君の中はきっと、とろとろで温かくて、とても気持ちがいいんだろうね。
 君の初めては、必ず僕が貰うよ。
 他の誰にも譲らない。
 僕が君の中を押し開いて、僕という存在を大きく刻みつけてあげる。
 あぁ、ブルーベル。
 可愛い、僕の天使。
 この滾った熱い熱を、君の中に思いきり出したいよ。
 僕の汚れた欲望で君を汚してみたい。
 瞬間。
 僕は白いモノを放出していた。息を荒くしながら座り込み、床に散った欲望の塊を見つめる。
「…あぁ、少し落ち着いてきた」
 一度出せば、後は大丈夫。
 僕は床を適当な布で拭いて片づけをした後、きちんと手を洗ってからブルーベルの元へ戻った。
 薬をつけるだけの単純作業。
 けれども、今日に限ってはそれができなかった。
 ブルーベルの顔を見ただけで、肌に触れただけで、両足の付け根の間を想像しただけで、僕は興奮してしまったのだ。
 下着姿のブルーベルを置いて、三度も処理をしに行ってしまった。
 最低だ。
 クズすぎる。
 三度目が済んだ後は、さすがにブルーベルは自分で薬を塗って服を着ていたのだけれども。
「ウォルド、お腹の調子は大丈夫? 寝ていたほうがいいんじゃない?」
 ブルーベルが心配をしてきた。
 君を思いながら性欲の処理をしていたとは言えず、僕は言葉を濁してしまう。
「ごめんね、もう大丈夫だから」
「無理しないでね…。お腹をさすってあげようか?」
「ううん、平気」
 ブルーベルの手で僕のお腹をさすられたら、きっとまたアレが反応して部屋から出ていくことになる。
「私にできることがあったら言ってね」
「うん」
 こんな僕を気遣ってくれる、優しい君。
 あぁ、ぺろぺろしたいな。ぺろぺろは流石に無理でも、せめて匂いぐらいは嗅がせてもらえないだろうか。
 僕はそんな淡い希望に虚しくなりながらも、大好きなブルーベルと日が暮れるまで他愛もない話をして過ごした。






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