この度は、「白雪王子とお姫様になれない小人」に最後までお付き合い下さいまして、誠にありがとうございました。

連載開始が2016年の1月だったので、なんと完結に丸2年と2ヶ月もかかってしまいました。こんなに時間がかかった連載は初めてで、なんだか一生終わらない気すらしてたので、完結したことに自分が一番驚いてます。ちなみにこの連載、当初は10話程度で終わる予定でした。書いても書いても終わらないな……と思ってるうちにとうとう30話超えて、自分の計画性の無さに乾いた笑いしか出ません。

最近当サイトに来て下さった方はご存知ないと思いますが、実はこのサイトにはほぼまるっと1年間全く更新がなかった時がありました。完結まで丸2年と2ヶ月のうちの1年は、その休止期間です。私生活が急に忙しくなったことが主な理由なのですが、そのせいで白雪王子の連載を開始してすぐに休止することになってしまって、それが休止期間中もずっと心残りでした。でも、その心残りが無かったら、多分休止期間の時にサイト自体を閉めていたと思うので、そういう意味でこの連載にはすごく感謝しています。

「なんか変わったことがやりたい」と思って始めた連載でした。東堂くんは、他サイト様に素晴らしい連載がたくさんあるので(本当にたくさんあるので)、まあ、星の数ほどあるそんな素晴らしい連載の中に、1個ぐらい変なのがあっても許されるだろう……というか見逃してもらえるだろう……と思って、好き勝手やらせてもらいました。電脳世界にしかない東堂FCの設定や、チャットのパート、あと過去編・トップシークレットの導入部分のプログラムっぽいのとか、その辺のやつです。すごく書いてて楽しかったんですが、その一方で夢主のパートが続きすぎると「これは……夢小説なのか……?」と自問して手が止まる時もありました。でも、そうやって悩んだ時に、この連載への拍手メッセージを頂いたりして、何度も救われた気持ちになりました。本当に、感謝してもしきれません。無事完結できたのは、これまで応援して下さった全ての皆様のおかげです。

実は、この二人に関しては、くっついた後の方が書きたい話があって、本編は完結しましたが、自分の中ではまだ終わっていません。他の連載と同様、番外編という形でこの先もちらほらと書いていくつもりなので、引き続きお付き合い頂けると嬉しいです。重ねてになりますが、ここまで読んで頂き、本当にありがとうございました!



2018.03.30 依里


さて、以下はこの連載の補足とも言えないような補足になります。読まなくても全く問題ありません。補足という名の蛇足になってしまいそうなので、本当に興味のある方以外はここでバックすることを推奨します。


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  • ・各話タイトルについて

    なんとなく伝わっていると思いますが、大体が童話関連とプログラムとかネット、パソコンの専門用語です。
    「降ってきた奇跡」「IF then ELSE」「Ctrl +Alt + Del」「眠り方を忘れた眠り姫」はLump樣、「ログインユアハート」は3秒後に死ぬ様からお借りしました。素敵なタイトルをありがとうございました!

  • ・東堂ファンクラブについて

    もう少しちゃんと機能させたかったな…! と思ってます。前述にある通り、「このパートは私しか楽しくないのでは…」みたいな気持ちになってしまって、「それいる?」と言われるのが怖くて出番が減りました。

    ちなみに、チャットのパートに出てくる会員の名前は、多分誰も見てないだろうと思って好き放題決めてました。

    2話「電脳世界の女王」に出てくる名前は私の大好きなアーティスト、Mr.Childrenの曲名から。5話「God only knows」に出てくる名前はアニメ「灼熱の卓球娘」の登場人物から(マイナーだけどこのアニメめちゃくちゃ面白いです)。16話「マーメイド・デイドリーム」に出てくる名前は艦隊これくしょんの艦娘から取りました。艦これは割と分かりやすかったと思いますが、他二つは分かった方がいたら……私と握手です。

    メルマガ一斉送信は、今だったらLINEのグルチャに送信、とかなのかなって思うんですけど……ロマンを取りました(笑)

  • ・新開くんについて

    彼がどの程度夢主のことをそういう対象として見ていたかについては、皆様のご想像にお任せします。夢主と彼との出会いについてもちょっと書きたかったんですが、本編と全く関係ないので省きました。

  • ・その他モブについて

    夢主の弟の光くんは、文化祭パートで出すつもりでいました。夢主と親しげに喋ってるイケメンがいる!?→弟でしたー、というよくあるやつです。番外編で多分東堂くんと絡むことになると思います。本編にはほとんど出てきませんが、夢主との姉弟仲はいいです。

    FCのバナナほうれん草さんは、泉田くんの長編に出てくる主人公の親友……という本当に私しか楽しくない設定がありました。今はないです。あってもいいし無くてもいいなと思ってます。

    「プリンセス・シンドローム」に出てくる姫野ティアラちゃんは、主人公二人とLINEを交換していて今でも交流があるので、文化祭にも遊びに来てます。……というのをちらっとでも出せればよかったね。

    そして夢主の初恋(?)の「お姉さん」は、母性の塊みたいな、綺麗で女神みたいな女性を想像してもらえたらなと思います。(個人的イメージは伊東◯咲)

  • ・東堂くんについて

    元々好きで書き始めたんですが、書いてるうちに更に好きになりました……。彼については、自分の中で「キレ者」というイメージが強くて、最初から最後までキレッキレにしてしまいました。その他、色々と自分の趣味が全面的に出てしまった気はします。

  • ・夢主について

    さて、彼女についての補足が一番長くなりそうだし、一番蛇足だと思うので、一番最後に持って来ました。しつこいですが、興味がある方以外はバック推奨です。




    他二つの連載の夢主と比べて、圧倒的に自己投影しづらい夢主になってしまったと思います。やることが奇抜だし、内面も複雑にしすぎて、書いた自分でもうまく説明できません。彼女がなぜああなってしまったのか、という部分については、実は本編の中でほぼ一切触れられてません。過去編の一部で彼女のバックボーンが彼女自身によって語られていますが、それにも彼女がああなってしまった決定的なところについては語られていません。

    その辺の、彼女の幼少期のトラウマ的なものに関しては、なんとなく自分の中で決まってはいるのですが、今後お話の中で出てくることはないです。なので、その辺は読んでくださった皆様に適当に補完して頂けたらなと思います。まあ、彼女の身近な人物に少しだけ問題があった、という感じです。

    でも、彼女が抱える心の色々な問題(他人を頼ることが苦手等)は作中の中で改善されつつありますし、今後東堂くんと付き合う中でもっと改善されていって、やがてどこにでもいる普通の女の子になると思います。

    上に書いたような複雑な内面を除いては、他連載の夢主よりも割と書きやすいし書いてて楽しい夢主でした。夢小説のヒロインとして自己投影しづらいのは問題かもしれませんが、他の二人と同様にとても気に入っている夢主です。
    ところで、彼女に関しては、多分容姿の記述が一切無かったと思うのですが、読んでくださった方の中では彼女がどんなイメージなのかとても気になります。私自身も特に決まってないです。(どの夢主にも言えることですが)

  • 結局補足というか、反省会じみてしまいました。お目汚し大変失礼しました。ここまで付き合って下さった皆様に、今一度お礼申し上げます。

    依里

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