黒子のバスケ(長) | ナノ




13:メモ

13:メモ

バラバラだったメモを確認しながらペンで番号を書いた。

メモ(1)アレは走らない、頭が弱点。
メモ(2)職員室はまた見に行かないと見落とす物がある。
メモ(3)消耗品は使いきれば元に戻る。
メモ(4)アレを倒せば倒す程良い。
メモ(5)偽者に注意。
メモ(6)ジョーカーが居なければ道は開かず。
メモ(7)体育館地下は見つけたか?
メモ(8)見えない真実、いつか見える真実。
メモ(9)黒い体、赤い目の怪物に出会う時、死を覚悟せよ。
メモ(10)隠された物見つければ助かる。

「メモの1、4、5、9は敵に関するものですね」
「偽者…姿を変えられる奴が居るのか?厄介だな」
赤司と氷室が溢した言葉に周りに居た人達もそれぞれ反応を示す。

「このメモ7の体育館地下は何処にあんだ?」
「確かステージ下は見てませんよね?あっ、すみません!!」
「…見てみましょう」

青峰と桜井がキョロキョロと周りを見渡す。
赤司がステージ下に手をかけて中を見る為に引くと普段ならパイプ椅子が沢山収納されている筈が一つも見当たらない。

『…スイッチ?』
「押してみましょう」

床にスイッチがある事に気付き軽く押してみるとステージが左右に収納されて真ん中に空間が出来る。

ゴゴゴ…

重い何かが動く音が聞こえたと思うと階段が現れる。

「地下…ですね。火神君、先に入って様子見てきて下さい」
「おっ、俺かよ!?」
『では、私が』
「火神君が是非とも様子を見たいそうなので苗字さんは此処に居て下さい」
『…分かりました』

火神を先頭に数名が階段を静かに降りて行った。
2022.3.6.



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