■ 進撃65話 感想

「寿命が尽きるまで息してろって?それが生きていると言えるのか?」
ケニーの台詞がかっこよくてしびれました。

この台詞、一話でエレンがハンネスさんに言った「一生壁の中から出られなくてもメシ食って寝てりゃ生きていけるよ…でもそれじゃまるで家畜じゃないか」に似てるなと思いました。進撃という作品の核心に近い台詞のような気がするけど、それをケニーさんが言うのか、と…。まさかのエレンとの共通点。そして今回のタイトルが「夢と呪い」。この夢は今月号で消えてしまったエレンの自由への羨望であり、ケニーの求めた野望のことでもあるのかなと。

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まず、若い頃のケニーさん半端なくイケメン!
「切り裂きケニー」って最初聞いた時は完全に感情の欠落した殺人鬼をイメージしてましたが、この過去編を見るかぎり憲兵を殺しまくってたのにもやむを得ない事情があったのかなと…。アッカーマン一族は根絶やし寸前まで追い込まれてたみたいですしね。

そしてケニーの妹クシェルさん。地下街の娼婦らしいですが客の子を身籠ったと聞いた瞬間、それってもしや兵長では…?とドキっとしました。そろそろ兵長の出生の秘密なんかも明かされるんでしょうか。クシェルって名前が優しく抱きしめるって意味があるって見かけて…;;母親は娼婦で地下街で生まれ育ちとか妄想するだけで涙出てくるんですが…。FRaUのインタビューで兵長は震えまくった後ってありましたが、子供の頃に震えまくったリヴァイってほんと切ないです;▽;

とちぐるった弟ウーリって先月号でフリーダが巨人の力を得るために食べた叔父さんのことですよね??あのおじさんがフリーダの先代になるってことは、世界の記憶を持っていたってことになるけど、そんなウーリとケニーがどういう関係だったのかも気になります!

今回なによりエレンの涙に号泣しました。ヒストリアの「食べられるんだよ…そのままだと」の後のエレンの泣き顔が一番胸にくる。ここまで不屈の精神で進んできたエレンからでた言葉が「オレはいらなかったんだ…」なんて辛過ぎる…><完全に戦意喪失というか生きる意味を失ったエレンを立ち上がらせるのはまたミカサなんでしょうか…
でも、なんとなく今のエレンにはミカサやアルミンの言葉さえも届かない気がします。今のエレンに生きる希望を与えることができるのってグリシャがどうしてフリーダから力を奪わなきゃならなかったのか、その真実だけな気がします。
それか目の前でエレンを守ろうとした誰かが命を落としてしまう、とか…(これだけは嫌ですが;;)

ヒストリアはヒストリアでもう巨人化しちゃったからには巨人になれる人間を食べなきゃ能力は継承されない。先月も予想してたんですが、エレン食べるのを阻止された時にユミルなんかが現れて、私を食って人間に戻れってなったら私は泣き過ぎて死ねると思います。色んな意味で来月号が楽しみすぎます。

今回ほんとに神回でした。別マガを毎月読むたびに進撃が大好きになっていってます。どんな展開になっても、受け止めたいですし、最後まで見守っていきたいです。

2015/01/11 23:16
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