What's《ローソンガール》?
→怠惰店主が経営する、雀の涙程の資金(遺産)で開店したコンビニで働く女子高生のこと。
店長:兎(♂)
→面倒臭がり屋な27歳。店の大半の業務を店員に押し付ける駄目っぷり。
店員:亀山りり(♀)
→ワーカホリック気味の17歳女子高生。外面は良いが身内には口が悪い。ただ今父と二人暮らし中。母は蒸発、父は愛人と交際中で不在が多い。
店員:上田(♂)
→店に於ける父役。父性溢れる37歳のおじさん。ほわほわした性格。イケメンが苦手で5秒以上目を合わせられない。
店員:下関(♂)
→イケメンの23歳。上田に癒され亀山に弄られ兎に利用され、流されるがまま生きる。
ヘルプ店員:遠藤緑(♀)
→下関の友人。バイで24歳オタク。イケメンは目の保養、可愛いは正義がモットー。
▼あらすじ
ほぼ毎日シフトを入れる癖に自分は働かない。どうしようもない店長を支える貧乏女子高生、亀山りり。通称《リリー》。彼女の人生はいつも不幸の連続―母親はいつの間にか消えてるわ、父親はりりと二つ違いの恋人を作って中々家に居着かない。生活費は自腹、家のローンが終わっているのが唯一の亀山家の救いだと思ってる。
取り敢えずもうどうしようっての、でも高校卒業するまでは何とか頑張らなきゃね。なんて彼女の呟きも現に消える程の働きっぷり。今日も今日とて働くりりに新たな指令が駄目店長より下った。
「今まで入れなかった月はじめの夕方のバイト、よろしくね」
にやりと前髪の下で笑う兎の怠けっぷりは留まることを知らないらしい。―というか、働け糞店長とつくづくりりは思う。そんな毎日。
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