お日様
「ばーかばぁ〜か!!」
『や、やめてよ…っ』
私はこぼれそうになる涙を必死にとめていました。
ないたらこの人たちを喜ばせてしまうと知っていたからです。
ぐっと男の子たちを見つめていました。
男の子たちは私をかこんで暴言を吐いてきます。
私は下を向きました。
「こぉら、そこ!!」
もうないちゃうと思ったときに声が響きました。
顔を上げます。
そこにはクラスメイトの女の子がいました。
「げ…っ菊地だ…!逃げろ!!」
女の子を見た瞬間男の子たちは逃げていきました。
「大丈夫?」
これが彼女との出会いでした。
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