「おい、麻。この書類を整理しておいてくれ」

『えっ!?ちょっ、土方さん!!』

遠くから土方君と私の恋人の麻君の会話が聞こえる

土方君、麻君はあなたの小姓ではないでしょう?

斎藤君あたりに頼めばいいじゃないですか。

多分、喜んでやると思いますよ。





「ねぇ、麻ちゃん。この前頼んでおいたの終わった?」

『はぅ!!沖田君、ごめんなさい。まだ終わってなくて・・。』

「ふーん。約束は今日までのはずだけど?君って約束も守れないんだ。」

『ごめんなさい・・・。』


沖田君、誰の許可を得て麻君をいじめt、コホン。頼みごとをしているのですか?

麻君もどうして断るということをしないのですか・・・。




「麻!今から俺らと一緒にお茶しないか?」

『ごめんなさい、藤堂君。今、仕事が立て込んでて・・・』


藤堂君、あなたは空気というものを読めないのですか?

あんなに、書類やらなんやらに麻君が埋もれているというのに・・・。

こんな状況であなた達の相手なんてできるわけないでしょうに。





次から次へと心の中に黒い物が生まれてくる。

言われなくても、自分で理解している。

これは、麻君のことを愛しているがために生まれる感情

私はこの感情は嫌いではありません。

なぜなら、麻君のための感情なら、痛みを伴ったとしても



この痛みまで、愛する





(さてさて、麻君を助けにいきましょうかね)




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あとがき
なんとか、無理やりタイトルに繋げてしまいました。
でも、話の中身を考えるのは楽しくできました。
とうとう、お題シリーズは次で最後なので頑張っていきたいです。
タイトルは、確かに恋だった様よりお借りしました