『シャプール様。あちらにキシュワード様がいらっしゃいます!相変わらず立派なお髭をお持ちで』
「玲、頼むから笑わせないでくれ」
『シャプール様。どこに笑う要素があるのですか。私は本当の事を申し上げただけです』
「…そうか。ところで、玲。つまらないのではないか?俺の仕事についてきても楽しくはないであろう?」
『そんなことはありません。お仕事をされているかっこいいシャプール様を近くで見ることができて楽しいです』


君と見たかった世界を歩く


『シャプール様?どうかなさいましたか』
「いや。なんでもない」
『でも、お顔が赤くなって』
「気のせいだ」
「「(なんということだ。シャプール様がお一人で照れていらっしゃる!!)」」