テスト5日前。ちょっと早いご褒美。気を抜くな。


「はないせんせい!わたしだいぶえいごわかりました!」
「そうかそうか。今度は日本語の勉強もしような、漢字を使え」

「あべ!おれだいぶすうがくをりかいしたよ!」
「よしよくやった水谷。ウザいから死んで来い」


「あー、月宮が言うならまだしも水谷にされるとウザいな」
「え、花井までそう言う?俺泣いちゃうよ?」
「泣け泣け文貴!やーいやーい」
「やった蛍ちゃんに下の名前で呼んで貰えたー・・・・って嬉しくないし!」
「それじゃあそろそろ英語と数学チェンジな。月宮馬鹿子は数学、クソレは英語。」
「馬鹿子って!馬鹿子って何ですかあべ先生!てゆうか阿部に教わるって・・・・なんか襲われそう・・・・・・・」
「襲わねーよ馬鹿子。Bカップは眼中にない」
「え、それはAカップが好きだという、」
「ちげーよ何でそっちに行く?逆だ逆」
「はっ、何で私がBカップのことを阿部が知っている!?」
「蛍ちゃん、気付くの遅いよね」

苦笑水谷。ちなみに文貴メモには蛍の誕生日血液型スリーサイズ昨日の晩御飯以下省略、が事細かにかかれていることを蛍は知らない。

「黙れクソレ馬鹿文貴。あ、黙れ、クソレ、馬鹿文貴って交通安全の標語みたいで語呂よくない?黙れ、クソレ、馬鹿文貴」
「え、俺なんか責められるようなことした?」
「あーもう、お前は静かにしろー。阿部も変なこと言ってんじゃねえよ」

勉強会にさりげなく軌道修正するのはもちろん花井のお仕事。つかこいつマジ地味だよね、っていうのはいわないであげて。

「ちっ、ハゲのくせに正論吐きやがって(仝ω仝)」
「いやこれ坊主だし」
「まあいいや。私おなかすいた!」
「あっ!俺も俺も!!」
「・・・・・・はあ、仕方ねえなあ。んじゃ、ちょっと早いけど・・・・・・ご褒美な。でも、気ィ抜くなよ」
「おおおおお!!新発売のスペシャルエッグアンドポテトサンドウィーーッチ!!」
「すっげ!!花井これ買えたの!?めっちゃ行列じゃなかった!?」
「だから花井は甘いんだっつーの・・・・・・。って、三個だけか?」
「は?いや、阿部のなんて端から考えてなかったけど・・・・・・。何、欲しかったのか?俺のやろうか?」
「べっ・・・・・・、別に欲しいなんて言ってないだろうが!!!!」


そんなほのぼの七組ズは今日も平和に賑やか。

結局阿部は、花井のを半分もらいました。

試験までは、後5日・・・・・・。



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20101227




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