「泉って、何で浜田のことそんなに無下に扱うの?仮にも元先輩でしょ?」
「うっせ。いーんだよ、浜田だから。」

お昼ごはんをみんなで食べながら、ふと気になったことを問いかける。
浜田は、泉の中学の部活の先輩だったはず。

「あー、いいよいいよ。泉とは小学校のときから仲いいから、逆に、中学入ってから敬語使われたことのほうが違和感あったくらいだし。」
「そーそー。逆に今、気が楽になったくらい。それに、部活では他の先輩いたから敬語だったけど、先輩いないとこではタメ語使ってたし。」
「・・・・・・へえ。そーゆーもん?」
「そうそう。そーゆーもん。」

そういってニカッと笑う浜田。
・・・まあ、浜田がいいならいいか。
てか、あたしもいつもタメ語だし。
浜田に敬語使うっていったら、花井か栄口か、巣山か沖か西広か、あとは千代くらい?
うわ、野球部の半分じゃん。少ない!!!

「べっつにいんじゃね?俺も先輩には敬語って言われてたけど、実際めんどくせーし。荒・シーってそーゆーのうるさいから、まあキチンとしてたけど、たった何歳か違うだけで何で敬わなきゃいけねーの?って思ってた!」
「け、いご・・・俺、使ったこと、ない・・・。三星では、いつも、使われるほ う、だった・・・か、ら!」

田島と三橋も言う。
・・・・・・うん、三橋の爆弾発言はこの際スルーしよう。

「苗字は?敬語についてどう思う?ゲンミツに本音で!!」
「うっざいよね!!使うほうも、使われるほうも!!」
「あー、わかるー。」
「俺もそーだなー。」
「う、うんっ!!」

そのまま敬語談義はエスカレートし、最終的に一つの結論に収まった。


先輩後輩、面倒くさい!!!




先輩後輩、面倒くさい
***title by 蒼灰十字***
(だって、おなじにんげんだもの!)


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20100806 ちさと





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