「奏くん湊くん、あけましておめでとうございます!」 「今何日かご存知ですか?」 「ぎくっ」 「もう社会人も学生も日常に戻ってますよぉ」 「ぎくっ」 「寝転がってテレビ見てるよりするべきことがもっとあるでしょうに…」 「なんで私の新年の様子がばれてるんだ…?」
「忙しさに殺される・・・」 「先輩死んでも死ななそうなんで大丈夫ですよ」 「その根拠は一体どこから・・・」 「先輩は無駄が多いんです。口より手を動かしてください」 「ひぃいん!奏くんスパルタ・・・」
「伊勢さん・・・今月お金ないよどうしよう」 「バイトでもすれば?」 「えぇ!?将来嫌と言うほど働かされるってのにこの華の女子高生に労働しろって!?冗談じゃない!!!」 「なら諦めな」 「うん」
「肌寒い!」 「そのカーディガン貸してくださいよ」 「やだよ!寒いもん」 「先輩脂肪に覆われてるからいいでしょう?」 「!そ、そんな言うほどない、はず」 「じゃあ僕にその肉まんくださいよぉ」 「え!やだ!」 「先輩のお肉になっちゃいますよぉ?」 「うぐっ・・・!」
「パピコ買ってきた!」 「ありがとうございます」 「いただきまぁす」 「・・・あれ、私の分がない」
「うーん、奏くんがものすごい笑顔で抱きついてくる夢見た・・・」 「不愉快です。記憶から綺麗に消しておいてください」 「そんな無茶な」
「あ、月丸いですよ!先輩そっくりですねぇ」 「どういう意味かな湊くん!?」 「あ、また先輩いましたよぉ」 「あれは月見団子だよ?湊くん?ねぇ、聞いてる!?」
「しゃがみこんでなにやってんだ?」 「お腹・・・痛い・・・」 「大丈夫か!?顔真っ青だぞ!?保健室行くぞ」 「うん・・・」 「ありがとうかわ・・・」 「あ、お前生理か!」 「廊下のど真ん中でなに言ってんの?その一言さえなければ素直にお礼言ってたのに!くたばれ!」
「あー明日からまた学校だぁ・・・ん?メールだ」 奏:甘いものが食べたいです 「なんだこれ?明日持ってこいってか。あ、またメール」 湊:僕辛いのがいいでーす 「彼らは私をなんだと思ってるんだろう・・・まあ持ってくけど!あ、またきてる」 川島:宿題見せて>人< 「知るか」
「うわー!商店街の福引きで二等のお米を当ててしまった!」 「なんで説明口調なんですか」 「嬉しい!お米好き!」 「こんなところで謎の踊り披露しないでくださいよ恥ずかしい」 「ごめんなさい!だからお米運ぶの手伝って!」