微かな光 | ナノ

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サバイバル演習があってからの第7班は
色々な任務をこなしてます。

…て言ってもネコを捕まえたりと簡単なんだけどね。


そろそろもうちょっと難易度高い任務がやってみたい!








「…さて!カカシ隊第7班の次の任務はと…
んー…老中様のぼっちゃんの子守りに隣町までのおつかい、イモほりの手伝いか……」



三代目から言われる任務は聞くだけでも簡単なもの。

いやね、どんな任務も大事だとは思うけども!
ほら…ね?やっぱりちょっと難しい任務も挑戦したいじゃん?

それを言うと三代目やイルカ先生に否定され、今は任務の定理から説明されている。

ナルトも同意してくれて一緒に言ったのに…!



「昨日の昼はとんこつだったから今日はミソだな」

「聞けェェェイ!」



かなり沈んでいるナルトにツッコむ三代目。
ツッコむくらいなら意見通してくれてもいいのにね!



「あーあ!そうやってじいちゃんはいつも説教ばっかりだ。
けど俺ってばもう…!いつまでもじいちゃんが思ってるようなイタズラ小僧じゃねェんだぞ!

ほら!ユカリも何か言ってやれ!」

「そうだよ!私だってアカデミーの時とは違うんだから…!
だから私達を信じてよ!」



そう言うと三代目やイルカ先生は微笑んだ。
意見を聞いてもらえたのだろうか。



「分かった。お前達がそこまで言うならCランクの任務をやってもらう。
……ある人物の護衛任務だ」


どうやら意見が通ったらしい。
嬉しくてたまらない!ナルトも嬉しそうだし。


「だれ?だれ?大名様!?それともお姫様!?」



喜ぶナルトの期待に反し、入ってきた依頼人は…



「なんだァ?超ガキばっかじゃねーかよ!
……特にそこの一番ちっこい超アホ面、お前それ本当に忍者かぁ!?お前ェ!」



お酒を飲みながら入ってくる、どこにでもいそうなおじさんだった。
この人が本当に依頼人なのだろうか?




「(にしても一番ちっこい超アホ面って……)」



そう思い、周りを見てみると一番身長が小さいのはナルトだった。
私とわずかな差なのだが。

ナルトはキョロキョロと周りを見渡すと言われているのは自分だと理解する。



「ぶっ殺す!!」

「これから護衛するじいさん殺してどーする、アホ!」



その通りです、カカシ先生。
…でもこの依頼人の人言いすぎだよね?

そう思ったけど黙っていることにした。


どうやらこの人は自称「橋作りの超名人」のタズナさんと言うらしい。
タズナさんの国は波の国と言って、タズナさんが国に帰って、橋を完成させるまでが護衛期間。






この任務が下忍になって初めての悲劇の任務になるなんて、この時はまだ分からなかった。





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