微かな光 | ナノ

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波の国任務を終えてから第7班は平和に過ごしてます。

今日もまた任務なのだけど……







「やー諸君、おはよう!今日は道に迷ってな…」

「「いつも真顔で大ウソつくなっ!!」」

「忍者失格だってばよ!」




カカシ先生は待ち合わせ時間より三時間遅れで来たのだ。

…先生らしいけどもっと早くしてよね!




「あのさ!あのさ!カカシ先生さァ!俺ら7班最近簡単な任務ばっかじゃん!?
俺がもっと活躍できる何かこうもっと熱いのねーの!?
こう…俺の忍道を「あーハイハイ…言いたいことは大体分かったから…」



ナルトがすごく熱く闘志を燃やしてるのが分かった。
それと同時にサスケくんへのライバル心も燃やしまくっている。

…まぁ、今日の任務はナルトの期待するようなほどのものではないけど。









ーー任務終了後



「フ〜〜」

「もう。無茶するからよォ!」



任務終了した私達。
ナルトはたくさん怪我をしてしまい、サクラに支えられて歩いていた。




「フッ。ったく世話のやける奴だな」

「!ムッキィー!!ザズゲー!!」

「これ以上暴れたらとどめさすわよ!」



サスケくんのその言葉がナルトにとって怒りの発端となってしまったらしい。

まるっきり相手にしないサスケくんに怒るナルトをとめているサクラ。




「みんな仲良くしようよー…」



ポツリと言ったその言葉に反応してくれたのはカカシ先生だけだった。



「ユカリの言う通りだ。最近チームワークが乱れてるなぁ…」



しかし先生のその言葉にさえつっかかって喧嘩する二人。

…本当にチームワーク悪くなっちゃったね。
大丈夫かなぁ……。







「さーてと!そろそろ解散にするか。
俺はこれからこの任務の報告書を提出せにゃならん…」



カカシがそう言い、場を解散させるとやはりバラバラになる7班。

サスケは修業しに行くと言って別の方向へ歩き出したのだがそれをサクラが呼びとめた。




「ねー!サスケくん待ってー!
ねェあのねェ…これからぁー私と2人でェーチームワーク深めるってのはー」



サクラのサスケへの下心が見え見えだが、本当にサスケのことが好きなんだろう。

そうユカリが思っているとサスケが一言。



「お前もナルトと同じだな。
俺に構う暇があったら術の一つでも練習しろ。はっきり言ってお前の実力はナルト以下だぞ」

「ちょっ…!」



その言葉でサクラがすごく落ち込んだのが分かった。

言い返そうかとも考えたユカリだがサスケはスタスタと歩いてしまうし、落ち込んでしまったサクラの方が心配だったためそれはしなかった。




「サクラ…」

「(…そうね…私ったらどの任務でもそう…一番良いとこなしだもんね…)」

「サクラちゃーん!サスケなんかほっといて修業しようってばよ!ユカリもしよーぜ!」



サクラの落ち込みように何も気づかず元気に言うナルト。

確かに修業も大切なのだが…。
サクラはナルトのその言葉に苛っと来たようだ。



「…サクラ、甘栗甘行こっ!私甘いもの食べたい!」


「え?ちょ、ユカリ!?」

「ナルト、ごめんね!サクラは私と甘栗甘行くから!」




ユカリはそんなサクラの手を引き、
有無を言わせずサクラを木ノ葉で有名な甘栗甘に連れて行こうとした時……。





「イテ…」



勢いよく誰かにぶつかってしまったのだ。





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