(1/6)
「あのお面ちゃん…どう見たって再不斬の仲間でしょ! 一緒に並んじゃって……」
「どの面下げて堂々と出て来ちゃってんのよ、アイツ」
カカシ先生がそう言うとそれに続いてサクラも言う。
「アイツは俺がやる。ヘタな芝居しやがって…俺はああいうスカしたガキが一番嫌いだ。」
「カッコイイサスケくん!」
いやいや、サスケくんも相当スカしてるような気がするけどね。 …それは言わないでおこう。
……それより…
目線の先は白とサスケくん。 白は瞬時にサスケくんのところへ移動し、 白は千本、サスケくんはクナイでお互いの攻撃を防いでいた。
「(やっぱりこの二人が戦うんだよね…)」
おそらく私の表情は雲っているだろう。 それは自分でも分かる。
「ユカリ!サクラ!タズナさんを囲んで俺から離れるな。 アイツはサスケに任せる!」
「うん!」
「………」
私は先生の言葉にすぐにうなずくことが出来なかった。
情けない…さっき決意したのに…!
「ユカリ!」
「………はい」
改めて先生に名前を呼ばれてやっとうなずいた私。
…そうだよ、さっき決めたんだよ。
もうみんなに迷惑はかけないって。
そして二人の戦いはどんどん進んでいく。 最初は白が優越かと思えば、今はサスケくんが勝っている。
再不斬も驚いているようだ。
「ガキだガキだとウチのチームをなめてもらっちゃあ困るねぇ…。
こう見えてもサスケは木ノ葉の里の1ルーキー… ここにいるユカリとサクラ…ユカリはもくノ一クラスのトップ…サクラは里一番の切れ者…
そしてもう一人は目立ちたがり屋で意外性1のドタバタ忍者ナルト」
「ククク…ククククッ…。 白…分かるか、このままじゃ返り討ちだぞ…」
「ええ…残念です…」
そう言うと共に白から広がっているのは冷気。
そして印を組み、術が発動された。
[前△] [しおり] [▽次]
|