微かな光 | ナノ

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あの後、7班はタズナの家に泊まることになったのだが…。



「なぁ!何でユカリが連れてかれたんだってばよ!?」

「今すぐにでもユカリを追った方が良いんじゃないのか!?」

「まさかユカリ…殺されてたりしないわよね?先生!」



ナルト、サスケ、サクラはユカリが連れていかれたことでずっと落ち着くことが出来なかった。

寝込んでたカカシは布団から起き上がり、ユカリの事以外に再不斬の事も考えていた。
すると、ある結論にたどり着く。




「おそらくユカリも再不斬も生きている」





ナルト達はカカシの言葉の最初の方は安心したものの、後者の言葉には唖然とした。


まず再不斬が生きてると結論付いた根拠は

お面少年が自分よりも重い再不斬をわざわざ運んだこと。
殺傷能力の低く、仮死状態にも出来る千本という武器を使ったこと。

この2点から導き出せる少年の目的は再不斬を"殺しにきたのではなく助けにきた"。

おそらくあの時の再不斬は仮死状態…そう取れないこともないのだ。



「…超考えすぎじゃないのか?
だったらあのユカリという小娘はどうなる?」



タズナの言葉に同意してカカシに尋ねるナルト達。




「…わざわざ敵を連れて帰って殺す、そのケースはまず可能性が低い。

もしあの少年が再不斬の仲間なら必ず再び俺達の前に現れるだろう。
…最悪の場合はその時の人質としてとられるが…殺されると言うのはひとまずないはずだ」



それを聞いて皆安心したようだ。

だが再不斬が生きてる可能性が高いと言うことで、カカシはナルト達に手を使わずチャクラだけで登る木登りの修業につかせた。




「(だがあの少年には殺気がなかった。むしろ穏やかな何かに覆われていた…。
あの少年は何故ユカリを連れて行ったんだ!?)」




カカシの謎は深まってくばかりだった。




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