日常編 | ナノ



おまけ




「ただいまー!」

「お帰り、杏」



家に着いたのは夕方。
何だか騒がしい沢田家。

どうしたのか聞こうとするとツナから一言。




「明日お花見するからね!」

「………え?」



お花見って…桜を見るお花見?

今日ツナ達はやったんじゃないの?


疑問に思い聞いてみるとツナや近くにいたリボーンが答えた。



「今日は杏が出来なかったから明日もやろうって話になったんだ」

「言っとくけど迷惑じゃねーからな。みんな喜んで賛成してたぞ」




それは、雲雀さんから言われた時とは違う嬉しさだった。



「ありがとう…!」





だが次の日


ザァァアアアア




「………………」

「………………」



朝、窓から見える外の景色に唖然とする。



「…………ツナ、雨」

「………また今度にしよっか」



なんと天候は雨。
だからお花見なんて出来るわけがない。


そういえば雲雀さんもお花見しようって言ってくれたけど彼は桜クラ病じゃないか。




自分にはお花見の縁が無いかもしれないと考えてしまった杏だった。



結局みんなとお花見出来たのはその一週間後。





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