一人になったベリルは、先程とはまた違った種の魔物と相対していた。
家一軒分くらいありそうな巨体。重そうな見かけのとおり、動きは決して素早くはない。太い尻尾にはダーツの矢で楔を打って、鏡のような両目にもダーツの矢をお見舞いし、氷の槍を腹の側から突き立てる。
身動きが取れなくなった魔物の横をすり抜けて、目当てのものがないか視線を走らせるが、そこにあるのは見慣れた樹氷くらいのものだった。つまり、ここもハズレだ。
無意識に舌打ちと溜息がこぼれる。その溜息が苛立ちに塗れていることに気がついて、また溜息が出る。
晶に話したように、ベリルはずっとむかついている。ミアの城にいたときから、腹の底がむしゃくしゃして、胸の奥がぐちゃぐちゃで。端的にいえば、気分が悪い。
(若い子に気を遣わせて……馬鹿みたいだ)
晶だけではなく、ミチルもきっと気を遣っていた。時折向けられる視線に気がついていて、気がついていながら、ベリルは顔を背けていたのだ。
ベリル自身、わからないからだ。この胸に渦巻く感情を、この腹の底に沈む衝動を、持て余している。
ブラッドリーが誰と過ごしていても構わない。どこで誰とどんなことをしていても、どうだっていい。その言葉に嘘はないはずなのに、ブラッドリーがミアのものになるかもしれないと思うと我慢ならない。ブラッドリー自身がミアを選び、ミアに施しを与えられることを望み、それで心から満たされるというのならまだしも。
では、たとえばミアではなく、別の誰かならどうだろう。──きっと、それも嫌だ。
ブラッドリーには、自由でいてほしい。
ベリルが知り合ったブラッドリー・ベインは、いつだって自由な男だった。自由に生きるブラッドリーだから言える言葉があって、できることがあって──そういうブラッドリーでなければきっと、ベリルの夜はいつまでも退屈なままだった。
だから、ブラッドリーを自分のものにしたいがために、ブラッドリーの自由を奪おうという行為が腹立たしい。
ブラッドリーは誰のものでもないし、誰のものにもならない。なってほしくない。
ミアの気持ちは、ベリルには理解できない。
ブラッドリーがミアに飼い殺しにされるのを許すくらいなら、あの城で直ちにミアと殺し合ったって構わなかった。二人の賭けなんてのも、知ったことじゃない。ベリルが乗った賭けではないのだから。
(でも……理解できないと思うのは、私が、あいつを『私のもの』にしたいと思ってないだけだ。……誰にも奪われたくないという気持ちなら、わかる)
誰のものにもなってほしくないと望むのは、裏を返せばそういうことだ。
双子とフィガロによってブラッドリーが捕まったと聞いたときの、箒から突き落とされたようなあの気持ち。チレッタが南の人間と結婚すると知らされたときの、足元が崩れ落ちていくようなあの気持ち。決して同じではないけれど、それでも、あれらの果てに、今持て余すこの感情の穂先があるような気がする。
誰にもとられたくない──己の望みを叶えるために力を奮い、ブラッドリーに服を贈り食事を用意し、賭けに出たミア。
誰のものにもならないでほしい──ただそう願うだけの、ただ与えられるものを受け止め続けてきたばかりの、何も為さなかったベリル。
そんな自分に、いったい何が言えよう。魔力の強さだけではなく、気持ちの強さまで劣っていやしないか。
ブラッドリーに水を差すなと制されたとき、ベリルは言葉が出てこなくなった。あれは、無意識に引け目を感じていたせいなのだろうか? それとも──。
『俺の心を無視してか?』
(──あれはミアに向けられた言葉だけど。もしかしたら、私も──)
とめどない思考は底なし沼のようで、どこまでも深く沈んでいく。
不意に魔物が咆哮を上げた。大地に打ちつけられた尾を引きちぎってでも、ベリルに向かってこようとしている。嗅覚が優れているのか、あるいは気配を察知する能力に長けているのか、目を潰されていてもベリルの位置が正確にわかるらしい。
ベリルはそんな魔物を一瞥して箒の高度を上げると、雪原を眺め下ろした。一面に広がる白銀、そこに血のような赤毛はまだ見当たらない。
「……《ヴィアオプティムス》」
とどめを刺した魔物が細かいマナ石に変わるのを見届けてから、ベリルは空を仰いだ。
一人でいると誰に遠慮することもなく魔法を使えるから楽でいいが、つい色々なことを考え過ぎてしまうのはよくない。箒の柄を強く握ると親指にはめた指輪が存在を主張して、どきりとする。
再び思考に沈んでいれば、程なくしてミスラの声がした。
足元の方に空間を繋ぐ扉が開き、そこからミスラが気怠げな顔を覗かせる。
「あなた、またサボってました?」
「一仕事終えてあんたを待ってたんだよ。遅かったじゃん」
「ブラッドリーが、そっちはベリルに任せて、先に別な場所を見に行こうと言ったので」
「ふうん。こっちにはハズレだったけど、そっちは?」
「こっちもハズレです」
箒に乗ったまま扉を潜ると、ぱっとミチルが駆け寄ってきた。
「ベリルさん! 無事でよかったです。一人で行っちゃったって聞いて、びっくりしたんですよ!」
「そのほうが効率がいいでしょう。時間も限られているわけだし」
「そうですけど……今のベリルさん、なんだかちょっと、危なっかしい感じがするから」
「……私が?」
ぽかんとしたベリルを見上げながら、ミチルはおずおずと頷いた。
「魔法の使い方……なんていうか、いつもより大雑把ですよね? ベリルさんは強い魔法使いだけど……魔法は心で使うものだから、心が乱れているときは、いつもの調子が出ないって教わりました。だからボク、心配で」
「そう……そっか。みっともないものを見せちゃったね」
「そ、そんなことないです……! ボクは、ベリルさんみたいな魔法使いでもそういうときがあるんだって思ったら、ちょっと安心して、勇気が出ました。あっ、もちろん心配してるのは本当ですし、早く元気になってほしいって気持ちが一番ですよ!」
「……優しい子だね、ミチルは」
丸い頭を撫でる。その少し後ろには晶がいて、こちらに憂いを帯びた眼差しを向けている。
ベリルは迫り上がる感情を飲み込んで、口元に笑みを貼りつけた。子どもにまで心配されてしまっては、北の魔女の名が廃る。これ以上、こんな自分を見せるわけにはいかない。
とはいえまだ、ぐちゃぐちゃした感情を持て余し続けていて、今のままでは、また同じことの繰り返しだろう。
(……しばらく別行動しよう。今回みたいに一箇所潰すごとに扉を繋いでもらって……ミスラに手間をかけさせることになるけど、総合的に見れば時短になるはずだし)
「……ベリルさん?」
ベリルはミスラを目で探しながら、わずかに後ろへ下がる──と、強引に引き止める手があった。箒の柄を掴み、強く引き寄せる手。
ブラッドリーだ。
困惑するベリルをよそに、眉をひそめたブラッドリーは、少し高い位置にあるベリルの顔を見上げて小さく溜息をついた。
「ベリル。一旦降りろ」
「は? えっ──」
真正面に立ったブラッドリーの腕が突然腰に回って、体が浮いた。ぎょっとして身を引こうとするものの、ブラッドリーの腕の力に敵わない。
「待って、自分で降りる……っ、聞いてる!?」
「聞いてる聞いてる」
ブラッドリーはあしらうようにそう言った。いつの間にか両腕でしっかりとベリルを抱きかかえ、降ろす気配がない。先程と同じようにベリルの顔のほうが少し高い位置にあって、けれど、その距離はずっと近かった。
「なんで……」
「話がある」
「このまま!? 時間もないのに」
「そんなに長い話じゃねえ」
「でも」
「別行動して手短に済んだ分、少しくらいいいだろ。小せえのに休憩させる時間も必要だろうしな」
「だからって」
「うるせえな、黙って抱かれてろ。賢者、俺とベリルは向こうで話してくる。ミスラがいりゃ大丈夫だろうが、何かあったら大声で呼べ」
「あっ、はい! えっと、ごゆっくりー……?」
ブラッドリーはベリルを抱きかかえたまま歩き始める。ブラッドリーが何を考えているのか、ベリルにはよくわからなかった。
思い返せばミアの城で制されてから、ろくに言葉を交わしていない。名前を呼ばれたのも目を合わせたのも、あのときが最後だ。
三人に声がぎりぎり届かないくらいに距離を取ったところで、ブラッドリーは足を止めた。やっと降りられるかと思ったのに、ブラッドリーはなかなかベリルを離そうとしない。視線が顔から耳へ、耳から鎖骨へと移動していくのを、ベリルは目を逸らしてやり過ごした。
「……あんな情熱的な女を待たせてるのに、別の女を腕に抱えてるなんて、ひどい男だね」
「へえ。てめえも言うようになったな」
「本当のことでしょ」
ブラッドリーはふっと笑って、ようやくベリルを降ろした。北の魔女が用意したハイヒールだけあって、高い踵は雪に沈み込むこともなく、大地に足をつけてもなおブラッドリーの顔が近い。
体は離れても、依然としてブラッドリーは吐息が聞こえるほどそばにいる。
長くミアの城にいたせいか、ブラッドリーからは普段と違う香りがした。知らない香りを纏っているブラッドリーなんて今更珍しいものでもないのに、今ばかりはやけに鼻につく。嗅ぎ慣れた香りではないことが妙に気に障って、そんな自分にも苛立ちを覚える。
こんなことは初めてだ。
無意識に唇を噛んだベリルに、ブラッドリーは何も言わなかった。ただ黒いグローブに包まれた手が静かに動いて、ベリルの首元に伸びてくる。その指先は、首飾りについたヘリオドールをそっと持ち上げた。
ベリルが反射的に身動ぎすると、ブラッドリーは宥めるように笑う。
「つけてんのは初めて見たが、やっぱりいいな。俺の見立てどおりだ」
「そりゃまあ……あんたは目利きだから。……話って、それ?」
「まさか。ただ褒めるだけならどこでも話せる」
「だったら……」
「そう焦るなよ。路頭に迷ったガキみてえな面しやがって」
「……」
「まあ、〈大喰らい〉の件で魔道具まで忘れちまってたあのときに比べりゃマシな面だが。……なあベリル、こっち見ろ」
首飾りを元に戻した手が、今度はベリルの頬に触れる。
脳裏にミアの顔がよぎって、ベリルは目を伏せた。ブラッドリーがひどい男だとすれば、ベリルはさしずめ ずるい女だろうか。ブラッドリーとベリルがなんでもない仲だとしても、ベリルがこの手を振り払わない時点で、ミアにとってはきっと大差ない。
視線を上げないベリルにブラッドリーは小さな舌打ちをして、強引に顔を上げさせる。息を呑むほど近くにあったワインレッドの瞳に、ベリルは映り込む自分の姿を見た。
「いいか。てめえはごちゃごちゃ考えすぎなんだよ」
「……あんたに何がわかるって……」
「全部とは言わねえが、それなりにわかるさ。こっちはてめえの気を引くために、何十年もかけたんだからな」
「またそうやって、調子のいいことを」
ベリルの精一杯の憎まれ口をブラッドリーは笑い飛ばした。
「ベリル。物分かりのいいフリをして、てめえの心を無視しようとするなよ。持ってる答えを疑うな。てめえは、何も迷わなくていい」
「な……。私が、私の心を無視してる……? あんたやミアのじゃなく?」
「はあ? 何を寝惚けたこと言ってやがる」
添えられたままの手が無遠慮に頬を叩いて、ぺちぺちと間の抜けた音を鳴らした。
「しょうがねえな……何が嫌だったか言ってみな」
「……な、何って……。それは……あんたが、人のものになるかもしれないことが」
「そりゃどうしてだ。てめえも、俺を自分のものにしたかったか?」
「っ、違う。自惚れないで。私はブラッドリーが欲しいんじゃない。ただ……ただ、自由でいてほしいだけで」
誰のものにもならないでほしい。誰にもとられたくない。
けれど、だからといって、自分のものにしたいわけではないし──むしろ、したくない。
誰のものにも──私のものにも──ならないでほしい。
「あんたが、あんたの意思によらず不自由になることを、私は看過できない。……きっと、命に替えても」
「……そんなに譲れねえものか」
「譲れない」
「どうして」
「……よく、わからない。……でも、たぶん……自由に生きるあんただから、私は、あんたといる時間が楽しかった。だから……」
ベリルが途切れさせた言葉の続きを、ブラッドリーは真剣な眼差しで待っている。顔に添えられたままの手が、目を逸らすことを許さない。
ベリルは言葉を探しながら、ブラッドリーを見つめ返した。装いや香りが違っていても、ベリルの胸のうちにどれほどのさざなみが立っていても、向かい合った色だけはいつもどおりだった。
ベリルの爪を彩るのと同じワインレッド。ブラッドリーのいない日々にも変わらずベリルと共にあった、ベリルの心に馴染んだ色。
──そのとき、ぐちゃぐちゃの胸の奥、持て余した感情が渦を巻くそこに、卒然と一筋の光明を見た気がした。
まるで、カーテンの隙間から朝が射し込むみたいに。
「……ああ、そっか。だから、好きになったんだ。私は、自由なあんたが……あんたの生き方が、好きなんだ」
口にしてみると、いっそ不思議なほどすとんと腑に落ちる。一度言葉が見つかれば、次の言葉も簡単にかたちになった。持て余していた感情たちがにわかにそれぞれの輪郭を持ちはじめ、収まるべきところへ収まっていく。
「私、私が好きになったあんたのままでいてほしい。ブラッドリーがブラッドリーらしく生きていることが私の望みで、ミアがしようとしているのは、私から喜びを奪う行為だ。だから、譲れない。……ミアには悪いけど、たとえミアが賭けに勝っても思いどおりにはさせられない」
ブラッドリーを誰にも盗られたくない。その一点においては、ミアとベリルの心はよく似ているのだろう。
──もしもミアがブラッドリーを我が物にすることを願わず、根ざすものから枝葉の先までベリルのそれと瓜二つの心を抱えていたのなら。そういうミアとだったら、手を取り合うこともできたのかもしれない。
ほんの一呼吸の間にかき消える『もしも』を思い、ベリルはふっと息を吐いた。
何をどれほど考えたところで、結局、ミアとベリルの望みは相容れない。どちらか一方の気持ちが劣るということでもないから、どうしたって反発する。どちらも譲れないのならば、ぶつかるしかない──互いの心を踏みつける覚悟を持って。きっとそれこそが、北の魔女から北の魔女への誠意なのだ。
「本気のミアと殺り合って、てめえが無事で済む確率は二分あるかどうかだろう。それでもてめえは、俺を自由にするために命を賭けられるってのか」
「賭けられる。でも、勘違いはしないで。私はあんたのためには死ねないし、命を賭けるのも私のためだよ」
まだ触れている硬い手に自分の手を重ね、ベリルは笑った。考え込んでいたことが可笑しくなってしまうほど、言葉が淀みなく滑り出してくる。
「『ブラッドリーの自由』は私にとって、それほどの価値と意義がある。私は私のために、あんたを自由にしたいんだ」
「……はっ。そこまで言って、自惚れるなって?」
「じゃあ、自惚れて。私にとってのあんたの価値を、誇ってよ」
目を瞠ったブラッドリーは、それから声を上げて笑った。
頬から離れていった手がベリルを抱きしめるみたいに抱き寄せて、気安く、力強く背を叩く。
「いいじゃねえか。それでこそベリル・ギルバートだ。てめえもてめえを誇っておけよ」
息が詰まった一瞬を誤魔化すように、ベリルは「痛いんだけど!」と広い背を叩き返した。
何もない雪原の片隅で、タイムリミットもあるなか一体何をやっているんだろう。そう思う一方で、可笑しくてたまらなくなった。鬱屈していた自分も機嫌がころりと変わった自分も、笑っているブラッドリーも。このあとミアと殺し合うかもしれないことも。この状況ごと笑えてくる。
「……また世話かけたね」
「おう。貸しだな」
「じゃあ……もうひとつ貸しでいいから、ひとつ聞かせて。……もしもあんたが賭けに負けて、そのあと私が、ミアを石にしてあんたを自由にしたとしたら──それは、あんたの心を無視することになる?」
「あ? てめえ……ごちゃごちゃ考えすぎんなっつっただろうが」
「迷ってるわけじゃない。あんたの答えが何だって、私がすることは変わらないんだけど、……少しだけ気になるっていうか」
「ったく……」
ブラッドリーの表情は見えなくても、呆れているのが声音でわかる。
言外にもう一度「しょうがねえな」と聞こえてくるようだったが、それが決して失望ではないこともわかった。
「そんなこと考えちまってる時点で、無視できてないも同然だろ」
「……そ」
そうかも、と呟きが洩れる。……確かに、そうなのかもしれない。
そんなベリルに、畳み掛けるようにブラッドリーは続ける。
「それにこの先、万が一、てめえが考えるような状況になったとして、だ。この俺が、てめえに自由を与えられるのをただ大人しく待ってると思うか?」
「思わない……」
「な。どうだ、目は覚めたかよ」
「うん……うん。覚めた」
背中で、ブラッドリーの手がぽんぽんと弾んだ。
体を離せば自然と生まれる人ひとり分の空白には、肌によく馴染んだ空気が何事もなかったかのように流れている。
「……休憩、長すぎた?」
「いや。ちょうどいいくらいだろ」
離れたところにいる三人に視線を向けると、晶とミチルがわたわたと動いてそっぽを向いた。見られて困るようなこともなかったけれど、二人にとっては気まずいものを見せてしまったようだ。
ブラッドリーとベリルは、どちらからともなく、三人のほうへ向かって歩き出した。まっさらな雪の上に足跡が増えていく。
「……あ、そうだ」
「なんだよ、まだ何かあんのか」
「うん、まだ言ってなかったと思って……その髪型、似合うね。あんたの可愛い顔がよく見えて、結構好き」
「……可愛いは余計だ」
「ふふ」
ブラッドリーは苦々しく口角を下げ、ベリルは息だけで笑った。
こうして言葉を交わす時間も、賭けの勝敗次第では丸ごと失われてしまうのかもしれない。
(そんなこと、あってたまるか)
理解や共感を経ても、認めてやれない心がある。それが決して正しいことではないとしても、今は迷いも躊躇いもなかった。恨まれようと石になろうと、みすみす奪われた自分のまま生きていくよりずっといい。
ベリルはブラッドリーとくだらない言葉の応酬を続けながら、ワインレッドの爪をぎゅっと握りこんだ。
そこに在る、ただひとつの指輪の硬さを確かめるように。
240223 / title by エナメル
(どうしても気になってしまい人質として残ってるメンバーに「……あの女はブラッドリーとどういう関係だ」と問うミア様──も考えたんですが、そこまでは書きれませんでした。無念……)