「んじゃーベッド座って脚広げて」


光の部屋に上がり込み、光を彼の裏アカと同じセーラー服とセミロングのウィッグとマスクに着替えさせて、京介は自分の鞄から買ってきたローションやローターを取り出した。


「…ま、待って!やっぱり無理…っ!」

「はぁ? 今さら何言ってんの?」

「尻の穴なんて…っ絶対痛いじゃん…!無理だって…!」

「お前裏アカでは『お尻も興味あるかも〜』って何回も書いてたじゃん」

「あっあれは…!そのときの勢いで書いただけっていうか…っ」

「…うっせーなー。じゃークラスの奴らに裏アカばらしていいのね?」

「〜〜っ…!」


お前の裏アカ見つけたんだけど。と、亮介に言われたのは一週間前のことだった。


画像に写り込んでいた亮介からかりていた古いマイナーな漫画。目元にある2つのホクロ。

それらを突きつけられて、自分じゃないとごまかしきることができなかった。


他の奴らには黙っててやるから裏アカの撮影を手伝わせろよ と、ニタニタと笑いながら亮介は光を脅すようになった。

逆らうことはできない。

光は仕方なくベッドに腰かけて、おずおずと脚をM字に開く。


「ははっ。マジでその格好だと女子にちんこ生えてるみてぇで頭混乱するわw」

「うっ…うるせぇ…! そんなジロジロ見んな…っ!」

「…ヤバ。思ってたよりエロいわ」


光の羞恥心を煽るようにわざとらしく感想を言う亮介だったが、その表情は明らかに興奮していた。


「じゃー、入れるぞ」

「ぅあ……ッ!?」


ローションをまとった人差し指が、ゆっくりと入り口をこじ開けて中へと沈んでいく。

強烈な異物感に思わず眉間にシワを寄せて、光は唇を噛み締めた。


「まだ半分しか入ってねぇけど大丈夫そ?」

「わかん……なっ……、うぅっ…!」

「痛くはないんだな? じゃー奥まで入れるぞ」


ローションを足し、ゆっくり時間をかけながら挿入していく。


「あんま力入れんな。指がいてぇ」

「だっ、だって…!っうあぁ!? まっ…!指、動かすな…っ!」

「確かこの辺なんだよな〜」


──グリッ


「ひうぅっ!?」


光の体がビクンっと跳ね上がる。

そこを重点的にぐりぐりと押したり擦ったりすると、光が面白いように反応を示す。


「なにこれなにここっ……! なんか変……っ!」

「前立腺だよ。男でも気持ちよくなれるんだって」

「ぜんりつせん……?」

「そう。ほら、もう一本入りそうだぜ」

「えっちょっと待って……」

「待たない」

「〜〜っあぁ…!!うぁ、ひああっ!」


2本の指をバラバラに動かして中を広げる。


「あはっ。女みたいな声出すじゃん?」

「ふあぁっ、やめっ……、あああっ!!」

「これならローターも簡単に入りそうだな」

「まって、ほんと無理だからっ…!お願い止めて…っ」

「ダメ。俺の言うこと聞けないわけ?」

「っぐ……」


光の抵抗が弱まるタイミングを見計らい、亮介はローターを手に取った。
それを光の入り口に押し当てる。


「あ、あぅうう……っ!」


指によって柔らかくなったそこは、ローターを難なく呑み込んでいった。

指とは違う冷たく固い感触に、光はゾクッと身を震わせる。


「スイッチ入れるぞ」

「ッああぁあ!!」


ヴゥウウンと低い音を立てて振動を始めるローター。

腸内を刺激するような感覚に、光は再び甘い声を上げた。


「はは、勃起してんじゃん。変態」

「ちがっ……!これは……!ああぁあっ!」


否定の言葉を口にしようとしたけれど、ローターの振動をもう一段階強くされてしまえば言葉なんてすぐに消えてしまう。


「これも感じるとか、お前どんだけケツの才能あるんだよ」

「んぁ、あううっ、んんん〜っ!」

「聞いちゃいないか」


光を追い詰める容赦のないプラスチックの器具。

それなのに光は苦痛ではなく快感を感じているようで、亮介はその事実にほくそ笑む。


「……なぁ、入れていい?」

「んぁあっ…? な、何、を……っ??」

「これ。お前の中に入れてもいいかって聞いてんの」


亮介は自分のモノを取り出して、光に見せつけた。

光は一瞬それに目を奪われてから、慌てて目を逸らす。


「ふざけんな…っ、無理にきまってんだろ…っ!!」

「大丈夫だろ? オモチャでこんなに気持ちよくなるぐらいなんだから」

「うわっ!……っや!やめっ」


亮介は光の答えを聞く前に、自身のペニスの先端を押し付けた。

そしてそのまま腰を進め、ゆっくりと中に侵入させていく。


「ひいっ、痛っ……!」

「まだ先っぽしか入ってねぇよ」


ローションで滑りをよくしたとはいえ、やはり初めて受け入れる巨大な異物感には痛みを伴うらしい。

ぎゅうっと光の体に力がこもり、亮介のモノを締め付ける。


「いあぁっ…!むりっ…やだあぁっ」

「ちっ……面倒くせぇな」


──ヴヴヴゥゥゥゥーーーッ!!


「ひあぁあああっ!?」


中に沈んでいたローターがけたたましい音を立てて中を激しく刺激する。

その突然の衝撃に光は悲鳴じみた声を上げて背中を仰け反らせた。


「これで少しは力抜けるんじゃね?」


そう笑って亮介は光の腰を掴み、一気に自分の方へと引き寄せる。


「あぅううっ!!??」


──ズブブッ!!!

「ひゃあぁああああぁっ!!??」


勢いよく奥まで突き刺さった亮介のペニス。

それは光の体内の奥深くにまで届き、内蔵を突き上げるような圧迫感に光は絶叫にも似た声を上げる。


「ははっ、すげー声。女ですらそんな声出さねぇよ」

「あぐっ…!あぁああっ…!」

「あーあ。ちんこもバキバキじゃん」


光の体はビクビクと痙攣していた。

ペニスからは先走りが零れ落ち、腹の上を汚している。


「はぁっ…、すっげー締まる…っやば、気持ちいい……っ」

「っぐ…!ああ!んあぁああっ」


女子の格好をしてペニスを入れられて悶えている光の姿に、亮介は今までにない興奮を感じていた。

いつも強気な態度をとる光が、自分の手によって乱れる姿。

征服欲と支配欲が満たされる感覚。


「お前ほんと最高だよ……っ」

「んああぁあっ!」

光の首筋に舌を這わせながら手加減のないピストンを開始する。


「ひぃっ、ああぁっ、ふああぁっ!!」


──グチュッ、ヌプッ、パンッ、パンッ、ジュポッ

「ああぁあっ、んんっ……りょう、すけっ…!ふぅううんっ」


光の声に甘さが混じり始める。

その声を聞いた亮介はニヤリと笑い、さらに動きを加速させた。


「んああぁっ、あっ、ああぁん!」

「ケツ犯されんの気持ちいいだろ…っ? マジで裏アカ通りのド変態だな」

「んんんっ、んぁっ、違うっ、俺はっ、感じてなんかっ」

「あぁ? 今さら嘘ついてんじゃねぇよ」

亮介はさらにローターのスイッチを最強にした。

「ひあぁああっ!やらぁっ、強いのいやぁああっ」

「こんなにちんこガッチガチにしておいてよく言うぜ」


亮介は光の肉棒を掴み、亀頭を親指でぐりぐり押しつぶした。

「んああぁっ、だめぇっ!それやだあぁっ」

「めっちゃビクビクしてるけど、もうイきそうなんじゃねーの?」

「んあぁあっ、やらぁっ、ああぁんあぁっ!!」

「おらイケよ。ケツ掘られてみっともなくイッちまえ!」


亮介が激しく腰を打ち付け、光の前立腺を押し潰すと

「ひああぁあぁっ!!!」

光は全身を震わせながら絶頂を迎えた。


「あぁあっ、あひっ、ひゃあんっ」


光は余韻に浸るようにピクピクと体を跳ねさせる。

亮介はそんな光の姿を見て、満足気に笑いながら取り出したスマホのカメラを起動させた。


──パシャッ


「あとで送っておくから、裏アカに載せろよ。念願のケツ穴処女喪失で〜す ってさ」

「……っ…う、るせぇ…!」


忌々しそうに顔を背ける光。

しかしそんな態度とは裏腹に、光の胸の奥はゾクゾクと熱く疼いているのであった。

end

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