「新製品が完成しましたぁー。というわけで実験台ヨロシク」
「…拘束も何もしないなんて逆に怖いんですけど…。今回は何ですか?」

訝しがる助手の涼宮の前で白衣姿の男が黒い瓶の蓋を開ける。すると中から何かが目にもとまらぬ速さで飛び出して涼宮の腕にへばり付いた。

「うわっ!? なんですかこれっ…あ!」

それは大きなミミズのような形をしていた。姿を確認するやいなや、それはシュルシュルと涼宮の腕を這って服の中へと潜り込んだ。

「うわあああっ!ちょっ、僕こういうウネウネしたもの苦手なんですけど…っひぃぃ!?」

謎の物体は這いずり回りながら下半身へと素早く移動して下着の隙間に侵入し、涼宮の肉棒に絡み付いた。

「これはねぇ、人間の分泌液を栄養にして成長する生物だよ」
「ひゃああっ!やっ…だめ…あっああ!」

物体は自らの全身から粘液を放出しながら涼宮の尿道に差し入った。
これまで様々な実験台として体を弄ばれて開発されてきた涼宮は尿道をこじ開けられる刺激にも快感を覚えるようになってしまっている。
狭い尿道内を摩擦されるとたちまち疼きが込み上げて下半身が硬くたぎっていく。

「やあぁっそこ擦らないでっ…!んあっ!ひゃうぅぅ!?」

涼宮の尿道から溢れてきた我慢汁を吸収すると物体はドクンと脈打ち、尿道に埋ったままその身をどんどん伸ばしてお尻の蕾をつついた。
先端にたっぷりと粘液をまとわせ、穴を押し広げて中へと一気に突き進む。

「こいつが出す粘液は性欲を強制的に増強させる効果がある。こいつに寄生されている間は萎えることなくずっと発情しっぱなしな状態でいられるよ」

「そんなっ…ひゃああっ!? なんでっ 大きくなっ…あんっあっふあああ!」

涼宮の中で物体が膨らんでいく。限界まで内壁を圧迫されて、強烈な刺激に立つことがままならず涼宮はその場に倒れこんだ。

「やらっ…こんなおっきいの無理…!っやああ!動かないでぇっ!あっんああ!」

ビクビクと身悶えながらも涼宮は下着の中に手を突っ込んで物体を掴む。しかし引き剥がそうとしても物体はびくともしない。
尿道と肉壁を同時に擦られ、涼宮の身体は瞬く間に絶頂へと突き上げられていく。

「やあぁあっ!こんなのにイかされるなんてやらぁっ!やっ…あッぅああ!やあああッ!!」

抵抗も虚しく、まがまがしい生物の導きによって涼宮は熱い精液を解き放った。
それを一滴も残さず吸い取り、物体は更に勢いを増して二つの穴を責め立てる。
息をつく間もなく絶頂直後の身体を犯され、耐えがたいほどの快楽に涼宮は絶叫に近い鳴き声を上げて全身を痙攣させる。



「ああああッ!!むりっもぉ無理…っこんなの…っひいぃ!やあっああん!」

物体が新たな触手を伸ばして二股に分かれ、両方の乳首に吸盤のように吸い付いた。
新しい触手は乳首にも粘液をまとわせ、乳首をきつく吸い上げて揺さぶる。

「涼宮くんはド淫乱だからやっぱ成長が早いなぁ」

鳴き震える涼宮を見下ろして男は楽しそうに笑う。

「この生物は効率良く分泌液を採取するために寄生主の性感帯を的確に感知して刺激するんだよ。お利口さんでしょ」

「ひあああっ!や、らっ…おかしくなっひゃいますっ…あうっ!うああぁあッ!」

男の言う通り、物体は涼宮の身体の最も敏感な箇所を絶妙な動きで犯していた。
恐悦が絶え間なく押し寄せて、涼宮はもうずっとイき続けているような快楽地獄におちいっていた。

「おーい。まだ意識ある?」

焦点の定まらない目で虚空を見つめる涼宮の前で男がヒラヒラと手を振る。

「ちなみにこの子、3時間経ったらカラカラに干からびちゃうんだよね。でもまだ5時間タイプと7時間タイプもあるから。これが終わったら5時間タイプのやつをテストさせてもらうね」

「ひょんなっ…ああっ!やらぁあっ」

泣きわめく涼宮に「じゃあ頑張って搾り取られまくってねー」と軽々しく告げると男はデスクに向かい、パソコンでレポートを打ち始めた。

そのパソコンのそばでは二つの瓶が静かに出番を待ちわびていた。

end


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