「うぉぉぉぉぉ!!!」








Giratevi verso
       di me







ある晴れた日の
石矢魔高校屋上─




「よう姫川…」


「あ?なんだよ」


「いや、最近よくあうな」


「あん?あぁ………そう言やそうだな」

「つか俺がいるとこにいるよな」


「いや、むしろお前が俺がいるところにいるじゃねぇか…なんだ?ストーカーか?」


「踵落としくらうか?」


「冗談だ、まぁよく会うっちゃ会うな」

「だよな…お前がストーカーじゃねぇの」


「はっ、誰が好き好んでてめぇを付けるかよ」


「そりゃそうだ」


「ん……もう時間か…んじゃな…」






神崎に別れを告げて屋上を後にする。あいつはこれから昼寝にはいるだろう。











あっぶねぇぇぇぇぇぇぇぇえ!!!!

気づかれてねぇよな?
屋上に出る扉を閉めて壁に張り付いた。

あまりにも出会う回数を増やしすぎたか?



いや、でも……そうじゃないと印象に残らないし……




言っとくがストーカーではない!そうだストーカーじゃねぇ!


あれだ好きな人に会いたくてどこによく行くのかとか調べるだろ?



それだよ、だからちょっと調べて偶然を装って…………………………ケンカする








いや、ちげぇんだよ…
俺だって和やかに接したいよ


けどな、あまり好意を見せないように…
普段通りに接っするとケンカにしかいきつかねんだよ




ちなみに俺の中では


『こいつこの頃よく会うな………

気のせいか………もしかしたら俺のこと付けてる?……いや、それにしたら態度は何時も通りだし………え、自意識過剰かな…てかなんでこんなにこいつが気になるんだ?…もしかして…俺……こいつのことが………好き?』



作戦というんだがそろそろ次の作戦に移るか………












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