【思い出屋】
■店主:颯士郎(そうしろう)男 30代
180近い。ひょろりとしている。茶髪鳶色の目、ちょっと白い肌。
普段着:ポロシャツ+コットンパンツ。+お店では赤色と青色の派手な中羽織。
一人称:おれ 二人称:〜ちゃん・くん、きみ、お客さん 三人称:きみたち・あんたら
■従業員:葉月(はづき)女の子 10代
140cmくらい。 少女体型(つまりペチャパry)。黒い髪二つ結び、青磁色の目、健康的な肌。
普段着:ワンピース+麦わら帽子+黒手袋。+お店ではエプロン。
一人称:私 二人称:あなた・〜さん 三人称:あなた達
二人について詳しくは→100の質問へ
■思い出屋アレコレ
【できること】
主観の感情が伴った記憶の可視化。→「思い出」の物質化。
思い出をすぐに思い出せるようにする。可視化した思い出は忘れにくくなる。
思い出を可視化する際に着色できる→思い出を美化させる。
思い出を忘れやすくする。→砕く・捨てるなどでおまじない。
【できないこと】
記憶情報だけを可視化→例:本の内容そのもの× =本を読んでいる場面と本を読んだ感想◯
新しすぎる記憶の思い出化。本人が忘れた思い出の可視化。死体から思い出を取り出すこと。死者の黒い思い出の再着色。全く別の時間と場所、脈略のない思い出の調合。
■可視化した思い出についてアレコレ細かい事
思い出には必ず色がついている。悲しければ青、嬉しければ黄色、和んでたら緑、愛なら桃色など。もとの色は思い出の主の主観によって決まる。
可視化した思い出の形態と特性液体状態はもういちど飲み干せば頭にかえる(可視化を解除できる)。個体は、液体や気体よりも劣化が遅く、黒くなるのを防げる。気体は思い出に浸れる。
可視化した思い出の使い方?気体の思い出を吸ったり、液体の思い出を飲んだり、個体の思い出を覗き込んだりすると、他人の思い出でも、その思い出を取り込んで自分の記憶のように思い出せる。忘れるまでは思い出せる。
思い出の着色について思い出を葉月にあらかじめ絵や会話でイメージを伝えると、色をつけることができる。思い出の嫌な部分も綺麗に保てる作用。
ただ、悲しい思い出に幸福の色をつけるのは難しい。無理に着色すると濁りや分離、最悪思い出が壊れる。
思い出の色について可視化した思い出は色が濃ければ濃いほど鮮烈に思い出せる。
思い出を忘れそうになったら、色が褪せてだんだん透明になっていく。完全に忘れてしまうと可視化した思い出は透明になって消えてしまう。
思い出の調合について基本的に同一人物のものであっても、異なる時間の思い出、違う色の思い出は混ざらない。
→混ざる条件:- 近接した時間の似た色をした思い出。他人同士の思い出でも、同じ場面で色も殆ど同じ場合は、颯士郎は混ぜることが出来る。
- 無理矢理混ぜたり、沢山の人間の思い出を混ぜると、黒く暗く濁っていって思い出はただの記録になる。混ぜすぎ注意。
- 思い出が混ざると、その思い出を覗くときにお互いの思い出が薄い部分や抜けた部分を補完しあってより色濃く思い出すことができる。思い出が丈夫になるというか、他人の視点が混ざってより小説や映画っぽく思い出されるようになる。
思い出と死可視化した思い出は、思い出の主が死んでしまうと(個体加工をしてなければ)黒くなる。
他人のものと混ぜた思い出は彩度が落ちる。
黒くなった思い出はあまり長く持たない方が良い(颯士郎談。)
■思い出屋お仕事手順
基本的な可視化作業
1、相談。
何時の頃のどんな思い出か。どこまで思い出せるか。
どんな風に可視化したいか(気体、液体、個体、着色、加工、その他)
2,作業
作業机に座って、お客さんと葉月と素手で手をつなぐ(思い出の読み取り)
お客さんに触れたまま葉月が颯士郎に触れる(思い出の可視化準備)
颯士郎が手のひらの上に物質化させる。大抵まずは液体。(思い出の出力)
3、オプション作業
形を変える(手直し)、瓶詰め、包装など(お客さんの持ち込みOK)、色の微調節、思い出混ぜ合わせ調合など。
お客さんのご要望にできるだけ沿う形にする作業。
4、商談
できた思い出を売るか、自分で引き取るか。
思い出屋に売るならば、思い出屋がそれをを他人に売る商品にしていいか、売り物にせず颯士郎に預けるか。
【ツバメ町のみなさんとの関わり】
白猫さん常連さん。少し"何か"が混ざった珍しい思い出を提供してくれる。珍しい思い出が好きな颯士郎のお気に入りのお客さんである。葉月ちゃんは綺麗な物屋さんによく覗きに行くので顔見知り、お土産を楽しみにしてる。
補修屋さん葉月が手を滑らせてよく物を壊すので、定期的にお世話になる。
宵闇収集屋さん、絵屋さん二人の持つ"外"の記憶を颯士郎が狙っている。葉月は宵闇さんがちょっと怖い、けど一目置いているし、絵屋さんの絵が欲しい。二人が仲よさそうなので密かに見守ってる。
虹を配る男さん思い出屋の虹が消えてしまったので、新しいの欲しいと店主が希望。思い出屋がもともと虹色なので、特製の虹を作ってくれる…?
夢見ぬ花屋さん颯士郎が夢と思い出の関係について研究中なのでよく通っている。
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