【K先生観察日誌】【マシュマロ】
今日は協力者がエられたのです!
それは、たまに診察に訪れる帽子を被った女の子。
モノクルなんて変わったものをつけているので気になって、ふとした切欠で餌付けしてみたら仲良しになれたのです。
頼み事したら快く引き受けてくれる良い子。
帽子越しに頭なでなでしました。
…帽子越しに、ふにゃっとした手応えが。
何か髪飾りでもしているのかしら、今度可愛い髪留めでもあげようかな?
そう、頼み事というのは、チョコマシュマロを鏡藍先生に渡してもらうこと。
パタパタと駆けて行ったあの子は、先生を呼び止めて、可愛らしい笑顔でマシュマロを差し出しました。
一部始終をつぶさに柱の影から見守っていたのですが、
普通に受け取ってポケットの中へ…
って、えっ!!
今それマシュマロ剥き身じゃありませんでした!?
白衣のポッケの中で溶けてべたべたになってしまいますよ先生!
■追記
本来、患者さんから食べ物を受け取ってはならない規則でした。
そのための配慮なのですね、先生。