徒然に増える言葉




・121-150

その名前じゃなく僕を呼んで
夢を語る君の幻
確かな愛の印
踏みにじられた誇りを掲げ
最後まで戦人であれ
引き継がれた輝き
恋と錯覚するには足りなくて
飛び越えた領域
花咲くように君と笑おう
答えのない君への謎
非日常への誘い
落としたのはあの日の過ち
いくつもの嘘と君との時間を重ねて
君を飾る黒と白
歩き出す君に杖は要らない
英雄製造計画
怠惰な平和
限界が見えない恐怖
強さを求める弱さ
笑顔がすべてを隠す
突き放して欲しいと縋る君
もう還らないもの
鐘の音で別たれた道
響く雑音に乗せる歌声
穏やかな苦痛を与えよう
僕を知らない君と歩む
きつく抱いた激情
螺旋状の想い
一枚の羽根で飛べるという空
偽るために閉ざした瞳
















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