徒然に増える言葉



・001-030

息を奪う行為
自分を失う覚悟
肌を伝う狂気
目を逸らすくらいなら
君影草に願う
言わせないで
諦める前の悪あがき
穏やかで、でも苦しくて
捕らわれた一つの自由
空と君が泣いている
空蝉に語る言葉
理由が必要ですか?
思い出にさせないで
与え続けて残ったものは
孤月希求
縋り付く眼差し
孤独の心理
多重関係の絆
蛍光色の照明
見捨てる側の葛藤
まだ翼は生えてこない
光を恐れる瞬間
沈黙で語る
自己防衛の涙
適応しない感情
優しさに傷つく
理解を求めていないのに
条件つきの信頼
側に居ない安心感
遠くを目指して、ただ走る






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