〈Junk〉



・041-080

 とめどなく溢れるものは涙ではなく
 君が居ない方がいいと願っても
 くるくると変化する輝きに
 廻る音に輝く君
 君の側は暖かすぎて心が凍り付く
 今日の笑顔と明日の涙
 微笑んで生きる君の側で
 雨の空が好きだと言って
 よどみなく紡がれる偽りの愛の言葉
 声は遠く響くだけ
 粉々になればいい愛なんて、そしてあなたの上に舞い落ちればいい
 声を聞くのが怖かった、君の声はとても無垢だから
 いつもと同じ笑顔に騙されて、だから僕は目を伏せる
 進むことを諦めないで、その先で君を待ってるから
 願い事あなたと私ふたつ分。
 あの空に溶けた君の碧。
 小指に絡んだ想いを解いて
 両手で足りないくらい愛してあげる
 朱染めの着物は誰のため
 何度でも叩き壊してあげるわ、あなたの前に立ち塞がるものすべて。
 誰かを愛す、君が好き
 永久を望む誰かの声に引き戻されて
 望んだ結末に僕の居場所はあるのか
 愛を信じられないから痕をちょうだい
 僕らの関係を言葉で決めつけたくない
 飲み干してしまう前の一滴を私にください
 狂おしいほどの熱を愛と呼べたら
 我が侭な僕をどうか許さないで
 本当は誰もいない
 断ちきる強さをどうかこの手に
 君だけを繋ぐことができたなら
 ひどく痛む胸の内に潜む君の影
 埃まみれになって、それでも愛して
 変わり映えのない僕らの繋がり
 私の時間を奪ってそのまま止めてしまって
 壊れかけた楽園の模型に縋って泣いて
 焦燥感にただ、生き急ぐ
 喜びをのせて吹く風の名は
 何度転んでも立ち上がれる強さを君にあげるよ
 何回目の幸せ?答えは君だけに教えてあげるよ。













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