〈Junk〉



・001-040

 君に伝えるためだけに存在する言葉
 ただ、延長線上にある世界
 込み上げてくる、感情
 白く、しろく、塗りつぶされて
 いつか描いた空に手を伸ばして
 距離も時間も関係ない、君を想えば
 握りしめた約束
 終わりの先にある始まり
 いつも、君を探してる
 振り返る君を思い描けば、ただ愛しさだけが込み上げる
 何も存在しない僕の還る場所
 届かない声だと知っていても
 宝箱の鍵は君の笑顔
 思いが行き着く先に、君は居て
 確かにそこに居た、記憶だけを残して
 時計の音が止まっても、刻まれた時は消えないで
 君への気持ちは、言葉だけじゃ足りない
 あなたの思い出を追いかけて
 君から与えられた多くは、未だ僕を締めつける甘美なる鎖
 やがて訪れる漆黒の帷に包まれて
 虹色に足りない色を尋ねたら、君なら答を見つけるだろうか
 足りないと、切望して手に入れたのは君の入れモノ
 たった一つの望みすら口にすることが出来ない無音の場所で
 傷つけても傷つけられても君を愛したかった
 再び君と出逢う奇跡
 君を赦す僕を赦してください
 目を閉じてやっと君に逢えた
 此処にはもう居場所なんてない
 この空の青さに君の涙を滲ませて
 君の笑う顔が一番嫌いだから
 揺れる振り子に隠した想い
 二人でいる強さを信じられたら
 君と僕と背中合わせの夜
 まるで散らばる宝石の欠片たち
 輝くだけが君の仕事じゃないよ
 愛しすぎて壊した硝子玉に映る君
 たとえ話にもならない今日
 目を閉じて一番最初に浮かぶ人
 あなたの側で咲かせて欲しい














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