徒然に増える言葉



・211-240

泡にもなれない人魚姫
君の愛の在処
墓か導か
揺らがない瞳
過ちの雫
恋の柔らかさ
君が生きた地図
君の中の空
扉を閉じて開く道
唇に残った罪
失うことを恐れるから守れる
四度目もあるのかい?
望むならば刃となって
気休めの言葉をちょうだい
二つあったはずなのに
一番不吉な色は何?
蜂蜜みたいな笑顔を見せて
湖面に沈む想いを抱えて
僕を動かしていたのは
再び出逢う哀しみを
鏡を覗けばいつもの泣き顔
冷たい水で温もりを忘れさせて
朝一番君に微笑みをあげるよ
私を育てて咲かせてよ
崩れそうな君の誇り
風に流れて消えてしまえば
僕たちの何が違うの?
どれを選んでも君が幸せなら
空と君を隔てるのは
前を向くから先がある











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