最近どこか素っ気ないみつき。まあネコ型ロボットだし気まぐれな性格なんだろうと思いあまり気には止めなかった。
しかしちょっと前まではべったりだったので、一気に寂しく感じる。

「みつき……」 

名前を呼んでみる。でも彼はこちらに見向きもしないで尻尾を揺らしながら窓の外を眺めている。
私はまあいいか、と思い折角の休みなので寝室に行って寝ることにした。


薄らと目を開け、夕焼けの光がカーテンの隙間から入り込んで私の顔を照らす。
どれくらい寝たのだろうと側にあるはずのスマホを手に取ろうとすると、私の手に何かが当たった。なんだろうと起き上がってそれを見れば、その正体はみつきだった。
みつきは私の背中側で寝ている。
可愛いなと思いみつきの頭を撫でれば、みつきの猫耳が少し動いた。
起こしてしまったかと思ったが、猫耳が動いただけで起きる様子はない。
私はホッとし、ベッドから降りて夕御飯の用意を始めた。


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