「やあやあユーゴくん!!」
「おっ久しぶりだな名前!」
今日は仕事帰りにバニー喫茶に寄って癒しを求めにきた。 ここは若い少年少女がセクシーなバニーの服を着て接客をしてくれるというキャバクラ見たいなお店で、ショタロリ好きな私にとって夢の楽園だ。 そこでの私の推しはユーゴくんとユーリくんで、お金に余裕があるときは二人いっぺんに指名するが、今の私は手持ちをそんなに持ち合わせてないので、ユーゴくんを指名した。
「この前来た時はユーリくんに有り金全て搾り取られちゃったから今日はやさしいユーゴくんにしたよ……」
「ユーリは貢がせるの得意なこの店のナンバーワンだからな。俺もそんな優しくないぜ?」
ユーゴくんはソファーの上であぐらをかき、笑いながら言った。 ついユーゴくんの下半身を見てしまい、股間のもっこり具合や、足を確認してしまう。 上半身は女性用の服のため、胸元がガバガバでピンク色の可愛い乳首が見え隠れしている。 ンアーッ!!!!写真撮りてー!!!!と思うが写真を撮るには追加料金がかかるので、今日は控えることにする。
「なんでも好きなの頼んでいいよ! あ、でもここらへんでお願いしまーす」
私はメニュー表にあるドリンク一覧の所を開き、1000円以内の所を指で囲み、それをユーゴくんに見せる。
「相変わらずケチだな。ま、良いけどさ」
ユーゴくんは私からメニュー表を受け取り、少し悩んで「名前はどれにするんだ?」と聞かれた。 「いつもので」と返し、ユーゴくんは近くにいたスタッフに飲み物を注文をした。
「でな、リンが俺の部屋に入ってきて俺のデッキ持って行って隠しちゃったんだよ。あの時は焦ったな」
ユーゴくんは幼馴染のリンちゃんとの思い出を話してくれている。 幼馴染との話をしている時のユーゴくんはとても楽しそうに話してて、立場は逆転しているが、私はそんなユーゴくんを見るのが好きだ。
「また自分の話ばっかして。客そっちのけにしちゃダメでしょ」
通りかかったユーリくんがユーゴくんを見て嘲笑いながら言った。
「これが俺のスタイルなんだよ! それに名前がそういうの好むってお前も知ってんだろ。嫉妬しやがって」
ユーゴくんは鼻で笑い、ドヤ顔をしながら言う。 ユーリくんはユーゴくんにそう言われ、嘲笑うのをやめて無表情になった。 ユーゴくんとユーリくんを交互に見ると、火花が散ってるように見えた。
「……今日は僕のサービスで指名料無料で相手してあげるよ」
「テメェ! 名前は俺の客だから取んなよ!」
「名前は僕のお得意さんでもあるから。ね? 名前」
ユーゴくんの反対側にユーリくんが座ってきて、私は二人に挟まれてる状態になっている。やばい、ハーレムすぎる。 ユーリくんは微笑んで私と腕を組んでくる。ユーゴくんはそれをみて対抗心を燃やし、ユーゴくんも私の空いてる方の腕を組んでくる。 どうしよう私今日そんなにお金ない……助けて……幸せすぎる……。
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