「疲れた」
私は隣にいる一騎に寄りかかる。 一騎はビクともせずに私を受け止めてくれて、優しく頭を撫でてくれる。 私はそのまま一騎に膝枕をして貰った。 一騎の足をズボン越しから撫でたりつんつんしたりした。
「くすぐったいからやめてくれないか?」
困ったように笑いながら言う一騎。 私は素直に止めて一騎のお腹の方を向くと、背中に手を回し、思いっきりお腹に顔を埋めた。 少し硬いお腹に生暖かい体温。 クーラーの効いている部屋なので暑くは感じない。 一騎の服の中に手を忍び込ませ、お腹の皮を摘んだり、脇腹を掴んだり、背筋をなぞったりと好きなようにしているが、一騎は何も言わず私の脇腹に手を置くだけ。
「いやがれよ馬鹿」
「慣れちゃったからな」
昔は可愛い顔で赤らめてくれたため反応を楽しんでいたが、今は慣れてしまったのか一枚上手な感じがして解せぬ。
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