四季

変わるのは季節だけじゃない
あと何度、
膨れるタンス
また過ぎるそれはどれも同じで違う季節

≪春≫
雪溶け
ひらり舞う別れ
そして歩んでく
花びらを捕まえて笑顔
桃色が涙を運んで
訪れる春を手放す右手

≪夏≫
穴の開けられた浮き輪
まだ着れるスク水
太陽が砂を溶かす
尾ビレはまだしまっておいて
色の境界線をなぞる指(日焼け)
埃散らす扇風機
この合唱団への参加は蝉以外お断りです
強火の太陽
木陰のオアシス
太陽とひまわりと君
アイスクリームの溶けた指
自転車で空を駆けた夏の日
溶けない雪だるまのバカンス
棒キャンディのリミットタイム
麦わら帽子の木陰

≪秋≫
ページを集めに行こうか
あるのは白紙
紅一枚ひらひらり
暖色の森
ほくほく野菜

≪冬≫
小さな雪玉
こんな日にはホットチョコレートを
木が眠る季節
ついこの前も冬だったのに
こたつは猫のもの
春までおやすみ
膨れるスズメ
はしゃぐ人を眺めるは犬と猫
アイスとマフラー



[*前]  戻る  [次#]

アクセス制限機能充実
夢小説のDLove
- ナノ -