二日目、今日はじりじりと暑いです。とっても暑くて、汗だくです。

書いている間にも汗がつたって来て、ぐいっとぬぐう。みんな、ソルジャードックシステムのプールで遊んでいる。ルフィは浮き輪をつけてぷかーんと浮かんでいるだけだけど、チョッパーやむウソップと一緒で楽しそう。私も遊びたいけど、マリモ観察を怠ることは出来ない。


「ゾロは遊ばないの?」

「…何期待してんだてめーは。遊ばねーよ」

「むう…」

「いきてーなら行きゃあいいだろーが」


しかし、ここでぐっと我慢。


「…行きたいけど…行かないよ。だってゾロが行かないもん。ゾロと一緒に行きたい」


そう言うと、ゾロはぴしりと固まった。それを見ながら、先を続ける。


「だってマリモ観察しなきゃいけないもん」

「……」


うん、そうだよ、私にはそれがある。でも、かと言って、つまんないんだよなあ。私だってプール行きたい、遊びたい。どうにかできないかと思案した結果、いいことを思いついた。


「うん、よしゾロ」

「あ?」


ゾロをちょいちょい、と指で呼び、近寄って来たゾロを思いきり押した。押したと言うよりは投げとばした。


「行って来ォォォオい!!」

「はァァァア!?」

ドッボーン!!


そう、無理矢理プールに突き落としたのだ。プールを見下ろすと、ルフィ達がぎゃあぎゃあと騒いでいる。


「ぎゃあああゾロが落ちて来た敵襲だァァ!」

「ゾロが落ちて来たァァ!」

「なんだなんだゾロもやっぱ遊びたかったのか!?しっしっし!」

「ーぷはっ!何すんだてんめェェェ!」


恐ろしい勢いで叫んでくるゾロ。ふふっと笑い、Tシャツとショートパンツを脱ぎ捨てると、プールに向かって飛び降りた。実は水着着てたんだよねー!


ドボォォン!!

「うわああ次はライラだァァ!」

「ぷはっ!あっはっは、冷たーい!」

「何考えてんだてめーは!」


ゾロやルフィ達に水しぶきを豪快にぶっかけたが、全く悪びれずにバシャバシャと手をばたばたさせた。


「ほら、マリモに水をあげないとと思って!」


ゾロの顔がひきつっている。そりゃそうだ、とルフィやウソップが爆笑している。


「そこまで言うなら遊んでやろうじゃねェか…!覚悟しろよ?俺の遊びは激しいぜ!」

「受けて立つぅ!」


バシャバシャと水をかけあったりおにごっこしたり水中で喧嘩したり。結局、プールから追い出されて普通の海でになったけど、とても楽しかった。


「仲良いのか悪いのか、いや良いのねアレは」

「なんだかんだ言いつつもね」


甲板の二人の美女傍観者がくすりと笑った。






水を与えてみましょう

(うおおおお!無刀流、水中竜巻!)
(くらうかぁぁぁ!とぉう!)
(ヒートアップしすぎだろ!!)
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