-大石SIDE-
あれ?
俺らがテニスコート内でアップをしていると、
部室のあたりやフェンスの周りを行ったり来たりしてるコを見つけた。
大石「..英二がいつも可愛いって言ってるコに似てるな。..そのコか?」
肝心な英二はまだ部室だけど。
誰かに用事か?
もしかして英二、告白しちゃって、あのコは英二の彼女とか?
..よし、話しかけてみようか。
大石「誰かに用事?」
実際に話し掛けてみると、
..実際近くで見てみると、
英二が可愛いと騒ぐのもわかる…くらい、
可愛い顔立ちのコだった。
...な、なんだか照れるな…。
ちょうど、タカさんが俺らに気付いてこっちへ来た。
春花ちゃん、って言うのか。
タカさんと春花ちゃんは結構仲が良いらしい。
こりゃ英二が嫉妬しそうだ。
そこに部室から
英二と桃と、それから越前を含める一年生達がやってきた。
みんなは、
春花ちゃんと俺とタカさんが話してるのを見て…
.....固まった。
ピタッ、と固まってる…。
一年トリオは嬉しいビックリ、みたいな表情で
越前は驚いた顔で
桃はビックリしながら顔を赤くして
...英二、目見開きすぎ。
..あぁ、
タカさんと春花ちゃんが
今
すごーーーーく
すんごーーーーーーーーく、
仲良さげに話してるもんな。
「〜…なら、タカさん、今日一緒に帰りませんか?!」
河「良いねぇ!久しぶりに、二人で帰ろうか。どうせだし…寄り道でもしていかないか?」
....タカさん、春花ちゃん。
何故ボリュームを下げなかった…?←
固まってたアノ人たちが、
形相を変えて…
ものすごく怖い顔しながら
こっちに走って来るじゃないか。
...こりゃ大変。
6.わかりやすい人達