よし、なんだかんだあってもバーベキューなんて素敵なイベント、あたしが楽しまないわけがないわ!←
楽しみ。



「…確か近くに海あるって聞いたっけ…。」



本格的には入らないけど、足くらいは入りたいな。
こっそり抜け出して海も行こう。



そんなことを考えてたら
ドアをノックされた。



木手「桜川さん?準備は出来ましたか?俺達と一緒に行きましょう。」


「あ、はーい!」


…へぇ、
来たときはみんな制服だったけど、私服になってる。
って、あたしもだけど。


平古場「ふ〜ん…やー(お前)、ズボンも似合うやっし。」


「ありがと!平古場くんもセンス良いね!」


平古場「おー…ありがとな。」


甲斐「凛、やー(お前)なに顔赤く染めてるば?つか、木手からの視線が痛いばーよ。俺まで睨まれるやっし。止めれー。」


平古場「うげっ、なんねあの不気味な笑み!え、永四郎!早く行こーぜ!」


木手「…平古場クンはあとでゴーヤですね。桜川さん、行きましょうか。」


木手さんは優しく微笑みながら(あたしだけに)あたしの手を引いた。
うん、なんかちょっと不二先輩みたいなオーラが見えたの気のせいかな?
気のせいだと信じたい。


バーベキュー会場につけば
武くん達が木手さんとあたしを見ながらギャーギャー言ってた。
…うん、
幸村くんごめん睨まないで。
わ〜…
不二先輩と柳さん開眼してますやめてください。


木手さんはそんなことお構いなしでまだあたしの手を引いてエスコートしてる。

…柳生さんみたい。

とか思ってたら本当に柳生さんが来た。


柳生「春花さん、おひさしぶりです。さぁ、何食べますか?私が入れますよ?」


「あ、ありがとーございます!」


柳生「何入れま…
幸村「なにしてんの柳生?」

…すみません春花さん、少し用事が出来ました。」


あぁあああああああ゛

柳生さんお願いあたしを一人にしないで!!

こんな大魔王の側にあたしをおいていかないでー!!!


幸村「フフ…さぁ春花、何食べる?あ、まずは肉食べようか。俺が食べさせてあげるよ。アーン。」


拒否権ないくせに聞くな。
強引だよねー…あはは←


「自分で食べるから置いといて…。」


幸村「えー?俺が食べさせるって言ってんのに?我が儘だね。我が儘な子にはお仕置きしないといけないな。ほら、キスで許してあげるからキスしてよ。」

「暴走するな!」


一人で話を進めるな。
そして誰か助けて。
ヘルプミー。


跡部「幸村。テメェ俺様の春花に何やってやがる。こいつのファーストキスは俺様がもらうって決まってんだよ。」



また面倒なのが増えた。
景吾くんもうなにがなんだかわかんないよ暑苦しいな。←


手塚「何を言ってるんだ跡部達。桜川が迷惑がっているだろう。桜川は俺と一緒が良いと希望していたはずだ。邪魔をするな。」


手塚先輩まで壊れたよ?
誰かーあたしを助けてー。


白石「何言うてん、手塚クン。春花ちゃんは俺と一緒が1番良いねん。他の二人も、手出さんといてくれます?」


木手「ふ、皆さん甘いですね。君達より俺のほうが桜川さんと接する機会が多い。俺に任せると先生からも許可があることですし、邪魔者は消えるべきですよ?」


まさかの他の部長も参戦。
そしてあたしが真ん中にいるわけだけど…
あたし無視して話してる。
うるさい。←


…抜けよ。


桃城「…春花。こっち来いよ。」


あ、武くんだ。
ちょっと助かったかも。

「ありがと。一緒に食べよ!」


あー、
まだうるさい言い合い続いてるや。






34、部長同士の争い。


(しかも部長だからみんな止めるに止められない。)

×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -