ー跡部SIDEー


跡「あー、くそっ。なんでアイツは俺様になびかねぇんだ…」


忍「きっとお前がそういうテンションだからや。それしても春花ちゃんはうちのマネージャーと違って可愛え子やったな」


跡「アーン?俺様のテンションに文句か。忍足、お前アイツ狙いやがったら容赦しねーぞ」


芥「だって〜バラの花束とか〜今どき渡す人いるんだね〜」


跡「…まぁ俺様は俺様のやり方でいく。アイツは俺様の女になるべきだ。俺様の女になって…幸せになるべきだ。」


宍「跡部のやつ、カッコつけてるぜ。」


鳳「宍戸さんっ、そんなこといっちゃダメですよ!」


跡「ハッ、もうなんとでも言えよ。」


俺様はアイツの前だと
いつも上手くいかないのがお決まりのパターンだ。

まぁいい。
アイツが今青学にいることはわかったんだ。
今はそれで十分じゃねぇか。






ー桃城SIDEー


あーくそ、モヤモヤするぜ。
跡部さん…なにやってくれたんだよ…。


桃「跡部さん…やってくれるじゃねぇか…」


菊「ね〜、春花ちゃんは俺のものなのにさっ」


越「いや、菊丸先輩のものじゃないっスよ。春花先輩は俺のっスから。」


桃「ちげーよ!俺のだっつの!…てか、春花はものじゃないっスよ英二先輩!」


菊「ちぇー、桃のケチ。」


桃「ケチとかの問題じゃないっスよ!」



「…薫ちゃん。」



言い合ってるとこに、春花の声がしたため、三人ともピタッと会話をとめた。


海「なんだ。どうした。」


「…今日、薫ちゃん…暇?」


海「え…あ、あぁ…暇だ。…そ、それがどうした!」


「…ちょっと…心細いから、しばらく一緒にいない?」

海「ぅえっ!?」


…春花。
なんでマムシ誘うんだよ?!
……あぁ、幼なじみだからか。
それにしても!
ダメだろ、二人っきりは!


菊「…聞いた?桃、おチビ。」

桃「ばっちり聞いたっスよ」


越「俺も行こっと」

菊「抜け駆け禁止ー!三人で行っていいかききにいくの!」

越「…うぃーす。」


春花に俺らもついていっていいかきいたら、
もちろん!って笑顔で言われた。ただ、マムシのやろーは気にくわないようなそんな顔をしてやがった。





24.こんにゃろ


(抜け駆け禁止なんだよばーか。)

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