桜川春花、仮面を被ったの、早速後悔してます。

芥「わぁ、なにこれー!キミ、なんで仮面被ってんのー!?なんかカッコEー!」

「はは、」

忍「ジロー、お嬢ちゃん困ってるやないか…なぁ、お嬢ちゃん。」

「ははは、どうも…」

向「うちのマネージャーそれなりに可愛いだろー?もしかして比較されんのがヤだから仮面被ってんのか?」

忍「だったら安心しぃや。俺らレギュラーメンバーはあのマネージャーの顔、好みやないねん。」

「へぇ…」

芥「俺、跡部の家に飾られてる女の子のほうがEー!あの女の子可愛いーよねー!」

なんか…暴露されてるけど大丈夫かな、跡部さんは。←

鳳「あぁ、うちのマネージャーの双子だっていう女の子ですね」


…は?
氷帝の、マネージャーの…双子…の……写真…?


宍戸「まぁ俺もそっちの方がいいけどな。マネージャーはちょっと…怖いっつか、な。」

鳳「跡部さん大好きですもんね、あの人。」

宍戸「全く相手にされてねーけどな。」

「あのっ、」

忍「なんや?」

「跡部さんて…っ」


"あのコ(妹)のこと、まだ好きになってないんですか?"

と、きこうとしたら
跡部さんがこちらへきた。


跡「なんだお前ら、なにたむろってやがる、アーン?」

向「跡部の好きな女の話してたんだよ」

跡「俺様の?お前、なに話してんだ馬鹿。なんだ…おかめに話してたのか」

忍「そうやで。仮面なんか被るっちゅーことは、かなりの美少女って可能性が高いやんか」

跡「ハッ、知ったことかよ。」

芥「残念だなーもっと話したかった!またねー青学のマネージャーさーん!」

「あ、はい。(二度と来ないでくれるとありがたい)」←

跡「ん…青学に、マネージャーなんていたか?」


「あ…えっと、スカウトされまして。」

跡「名前はなんて言うんだ」

…くそ。
名前まできくか?普通。←


「えー…と、山田花子です」←


忍「うわぁ…いまどきそんな嘘つくやつおんねや…」

そんなこと言わないでよ眼鏡くん!←
思いつかないもん!

跡「ハッ、山田花…子…?……」

「どうかしましたか?」

跡「…。いや…俺様の初恋の…あのクソアマも、初めて名前を聞いたとき…"山田花子"だ、と嘘吐きやがったのを思い出して…」

げぇええ!!
やべえやべえやべえやべえ!
うわっ、ミスったミスった!
バレるバレる!あたしの馬鹿!

そこに、
武くんがものすごいスピードであたしのほうへと走ってきた。

桃「探したんだぞ、春花!お前はやく来い!!」

「え、あ…武く、」

桃「すんません、コイツ今手塚さんに呼ばれてるんで連れて行くっス!」

ぐいっ





跡「……春花…だと?」




「ねぇ、武くん。」

桃「んだよ。はぁー危なかったな。」

「いや、…武くん、あたしのこと"春花"って呼んでたよ。…絶対バレたよ。」

桃「え、えぇっ!?マジかよ!?…うわ、ごめん…」

「…まぁいいや。助けてくれてありがと。あとは…自分で頑張るよ。」





20.一難去ってまた一難


(景吾くん、気付いちゃったかな?)

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