キッド



攫われた
気を抜いていた私が悪いのは重々承知ではあるのだが、元はと言えば素敵な服に目を奪われ一瞬立ち止まっただけで攫われる程キッドが暴れまくって恨みを増やしまくっているからである
目の前にはニヤつく不細工な汚ったない海賊達
明らかに弱そうな彼らはどんな恨みをキッドに持っているのだろう
というかこんな奴らにまで恨まれてるって、手出しする相手幅広くない!?


[お前がユースタスキッドの女だな?]

船長がへへへと笑い、汚い手で触れてこようとしたからとっさに自由な足で蹴ったら簡単に蹲る
おいおい想像以上に弱すぎないか??
本当にキッドはこんな奴らにまで手を出したのだろうか

[ふざけんなよお前!!!]

蹲ったままキレ散らかす姿は何と無様か
そして手下共に私を動けぬ様に羽交い締めにさせたと思ったら、私を攫った理由が狙ってた女が偶然見かけたキッドに恋をしてしまったからって叫んでるけど、なんとも逆恨み過ぎやしないかい?
確かに私のキッドが強くてかっこよくて惚れてしまうのはしょうがないけれど、そんな逆恨みで私は今からこの不細工な汚ったない海賊の船長に犯されるらしい
流石にそれは嫌すぎるので本気で暴れるけど男数人の力には叶う訳もなく、お気に入りの服を破かれてしまった
そして露になるお気に入りの下着に包まれた乳房を見た男たちはゴクリと生唾を飲み、抵抗の度に揺れる乳房に息を荒くした
そして伸ばされる手が乱暴に乳房を鷲づかんだ瞬間
かおった生臭い血の匂いで助かったと安堵の息が漏れた



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