人物紹介 | ナノ


▼ 用語

・ギルド
王国に存在する民間の集団。
魔物の討伐、護衛が主の武装ギルドと、魔物などの素材収集、加工、販売する商業ギルドがある。
王家と諸侯に仕える騎士と違い、市民同士で結成されている。ある所では自警団のような役割もある。
王都に数多くのギルドが集まっているが、旅をしながら展開するギルドもあり、地方の村にもいくらか存在してる。
中には強盗まがいの行為、ぼったくり、売春など悪質な個人、集団もある。

・騎士
王家と諸侯に仕える正規の武力集団。
主に貴族で構成され、騎士学校を経て従者、騎士となる。
実力は確かである。多くの団、隊で構成される。有能な人間は平民、貴族問わず昇格されるが、大概はコネ。最上クラスの団長になると王宮に部屋を与えられる。
地方へ派遣されたり、貴族街を見回ったり、申請があった民間人の護衛を務める。
また、中には市民街や下町なども自主的に見回る変わった騎士もいる。

・魔女
何世紀も生きた女魔道師。全ての魔術を網羅し、禁忌の術も身につけている。
世界に確認されているのは現在幻影の魔女、ファフニールのみ。
魔術を扱えない者に魔法円を刻み、ソーサラーにすることができる。
見た目は美しく若いまま。基本的に自分の時を止めてしまっている。
永遠の生を持つが大抵の魔女は正気を保てず、数世紀生きた後、自らの弟子へ次の魔女としての力や知識を継承し、自ら死んでいく。

・ソーサラー
魔女により体に魔法円を刻まれ、自らの生命力を強制的に魔力へ変換する能力を身に付けた者。
自然に反するということで世界にも数える程度しかいない。
生命力を削るために短命。魔法円は魔力により周囲の組織に色素異常を起こすことが多いため基本的に見えないところに刻まれる。
王国では好奇の目を、帝国では侮蔑の目を向けられることが多い。

・魔力(マナ)
空気中に満ちている物質。生命力と同じようなもの。
精霊を構成する物。大地を育む力。
普通は一度空気中に漂う魔力を媒体(杖など)から取り込み、体内で一度変換してから精霊に渡すことで魔術が発動する。

・異種族
人間と違い、魔術を使わなくても圧倒的な身体能力を持つ者が多い。
姿形も様々。羽を持つ者や獣耳を持つ者、浅黒い肌と長身の者もおり、多くは商業についている。
人里離れた集落に住んでいる者が多い。人間に対して友好的な種族が多いが、中には悪魔のように凶悪な思考を持つ種族もいる。
王国では人間と共存しており、関係は良好。
帝国では差別され、排斥されている。

・魔石
この世界で採れる魔力を秘めた石。
魔術を扱えなくとも、訓練すれば誰でも扱える。
魔術を使用できない王国の軍人達が多く持つ。
しかし炎を出したり氷を放つなど大きな効果は得られず、せいぜい所有者の身体能力を上げたり、属性を付加させる程度の力を持つ。
個人の自然治癒力を上げる、回復の効果を持つ石が人気。
帝国では燃料、通貨の代わりになっている。
透明なものは何の力も持たない。

・祈りの民
太古から人々の記録を遺跡に残している古代種。
人類の中のある一派。祈りを通して治癒の力を授かることができる。
また、最古の都を築いたのも彼ら。
現在は帝国側からの圧力により、住む場所を追われている。

・精霊
世界中に存在する神聖なもの。大樹より生まれた神の分身。
風を起こし、泉を沸かせ、炎を生み出す存在。自然を統べるもの。
人に対して友好的であり、気に入った人間には特に力を貸す。
魔術を発動させる原理も彼らが大きく関わっている。
また、王国では神話と彼らへの敬意を込めて一部には精霊信仰が流行っている。しかしその存在を知らないものも多い。
しかし帝国では人間に使われる道具という認識は広まっていたが、ほぼ忘れ去られかけている。
世界を動かす大切なもの。信仰があれば活性化し、なくなれば消滅する。

3*3

prev / next

[ back to top ]



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -