或るせかラジオ! 3回目
どこからともなく男女の声がする……。

???:お久しぶりね! 今回もラジオをやらせてもらうわ。


???:(早く終わらせて帰りたい)司会はリフィア・ティルローズとリオ・アヴァロンが進行する。


リフィア:まさか貴方と組むとはね。騎士繋がりかしら?


リオ:さあな。とにかく、今回は多くの質問を送られてきたから答えるぞ。


リフィア:お便りをくれたもとめちゃんありがとう! 沢山来たから、一つずつ答えていくわね。
まずは「本編・短編中でキャラクターさんが料理を作った、作れるというような描写がありますが、誰が得意・苦手か、などありますか?」だって。アヴァロン隊長は料理得意なの?



リオ:まあ、時々自炊してるからな。料理以外没頭する私事は無い。ディルクは確か、作れないことは無いが見た目が悪かった気がしたが……。


リフィア:そうね。いかにも漢の料理! って感じよ。私もリュシアンも三鬼も、当番制だからできないことは無いわ。リュシアンはなんでも作れるし、三鬼もそこそこ美味しいわよ。もちろん、私だって負けないわ! まあ、一番上手なのはリュシアンね。


リオ:……あいつは?


リフィア:……セナは何にでも薬草を入れるからあまり料理はさせていないわ。思い出すとちょっと吐き気が……。


リオ:思い出させて悪かった。得意なのはリュシアン辺りか。次、「キャラクターさんの血液型、そういった概念がなければこの子は〜型、というイメージはありますか?」だそうだ。


リフィア:そうね、月磁屋からのメモを読むと特に決まっていないようよ。読み手に委ねているみたいね。
イメージするなら、A型はリオ、私でB型がリュシアン、ファフニール、フェリシエル、O型はディルク、エリアとフェリオで、AB型がセナとケイらしいわ。



リオ:お前は隅の埃も綺麗にしないと気が済まないタイプか?


リフィア:もちろん。貴方だって最後まできちんと終わらせないとそわそわするでしょ?


リオ:ああ。B型に個性的な奴らが集まっているのは気のせいか? 確かに気ままに過ごしているように見えるな。


リフィア:O型はメンタル面が強そうな人が集まっているわ。AB型は表裏があるって聞くけれど、あの二人は複雑な性格かもしれないわね。
次は「小説内の街や景色など、背景の描写や細かい外観の表現も月磁屋様の魅力の一つだと思うのですが、モチーフにしている場所や景色などはあるのですか?月磁屋様のイメージを書かれている感じなのでしょうか?」ですって。事前にメモを用意してあるわ。



リオ:ふむ、どうやらモチーフになっている場所は特にないそうだ。曰く、「村ならば数多くある画像を見て自分の中でごちゃまぜにして、その時その時考えて生み出している」らしい。


リフィア:建造物もいろんな絵を見て色々な要素を盛り込んでいるらしいわね。ちなみに王都は城塞都市の絵をいろいろ見て考えたらしいわ。ギルドハウスはお屋敷を見て考えたそう。


リオ:王宮だけは確定した見た目があるらしいな。リヒテンシュタイン城をモチーフにしていると書いてある。


リフィア:とは言っても、八割がた想像ね。次は「第九楽章にて登場したリフィアさんの兄弟・姉妹さんの設定など、差し支えなければ少し教えていただけますでしょうか?」ですって! まさか兄さん達を紹介することになるとは!


リオ:お前の家系は王国でも騎士を輩出する貴族として有名だしな。
長男のリグドアは歩兵団の隊長で、会議でよく見かける。次男のリディアと三男のリドラは彼の部下……小歩兵団の団長だな。三人ともよく出来た男だ。リグドア以外は結婚しているぞ。



リフィア:よくご存知ね。長女のリリアは地方領主の元に嫁いで、三女のリノアは父親が選んだ男と結婚したらしいわ。次女のリアラは若い騎士を教育する長官役をやっておて、四女のリイアは魔石の才能を見込まれて衛生団で仕事しているわ。治療しているそうね。
私の兄姉は皆紫色の髪と瞳をしていて、私のようにふわふわした髪型ね。そっくりだと言われる事もあるわ。ちなみに、一番モテるのは兄さんならリドラ、姉さんならリアラね。



リオ:あと、ティルローズ家は皆長身だな。それに剣を扱うのが上手だ。


リフィア:小さい頃から剣術を学び、騎士道を学び、魔石に触れてきたもの。名門は伊達じゃないわよ。彼らの性格はみーんな似たりよったりだけれど、気さくでどんな階級の人間にも対等に接するわ。反面教師ね(笑)


リオ:(そういえば両親と折り合いついていなかったなこいつ)さて、質問はこんなところか。温かい声援もありがとう。まだ疑問があればまた送ってくれ。


リフィア:楽しかった! 今回は私リフィアと、アヴァロン隊長がお送りしたわ! まだまだ受付中だからねー!


――プッ
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -