「アスマー茶ぁ飲む?」
「お、淹れてくれんのか?」
「母ちゃんが」
「………いただきます」
「嘘だって」



奈良宅縁側。
髭面の大男が将棋盤を見つめている。そこへ盆に湯呑みを2つのせた少年がやって来た。
秋口とはいえ夕暮れ時、もうすっかり肌寒い。こんなときにさりげなく温かい茶を用意するようなシカマルの気遣いがアスマはとても好きだった。

苦心して置いた駒の代わりにシカマルの淹れた茶を持つ。手に温かいそれは熱さも濃さもよく考えられておるようで、アスマ好みだった。茶の味に頓着したことはなかったが自分にも好みがあるのだとシカマルのおかげで気がついた。




「お前、いい嫁さんになるなぁ」
「死ね、王手」


しみじみとした呟きに即行で返された絶対零度の暴言と衝撃の結末に、小さな唸りをあげアスマは倒れた。








こんなことしてたら可愛い

二部シカマルさんは毒舌(主にアスマに)希望




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