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教室に入り、自分の席へ向かう。隣の席は臨也。

臨也と名前を呼ぶと、なに?と言いながらゆっくりと顔を上げた。まだ眠いのだろう。

「臨也、あのね?…えっと」

なんだか恥ずかしくてなかなか言い出せない。

たった一言なのに。

「…ごめんね?昨日は言い過ぎた」

「俺こそごめん、むきになりすぎた」

臨也はクスっと笑って私の頭を撫でながらそう言った。




(放課後、一緒にアイス買いに行こうか?)(いいよ、臨也の奢りでね)



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