2/2 教室に入り、自分の席へ向かう。隣の席は臨也。臨也と名前を呼ぶと、なに?と言いながらゆっくりと顔を上げた。まだ眠いのだろう。「臨也、あのね?…えっと」なんだか恥ずかしくてなかなか言い出せない。たった一言なのに。「…ごめんね?昨日は言い過ぎた」「俺こそごめん、むきになりすぎた」臨也はクスっと笑って私の頭を撫でながらそう言った。(放課後、一緒にアイス買いに行こうか?)(いいよ、臨也の奢りでね) ▲ - ▽ back